●2008/12/30

今年を振り返えり相応しいタイトルを付けると激動の年」として歴史上に残る1年になることでしょう。自動車業界を取り巻く情勢は非常に厳しい中で、弊社製品は愛用者の強力なご支持のお陰を持ちまして平穏に新年を迎えることができることを、この場を借りて深く感謝申し上げます。自動車の買い替え需要の大幅な落ち込みが報道されるように、現在ご利用の愛車を少しでも長く使用する傾向が顕著です。当然ながら、良いオイルで劣化を最小限に食い止める必要性が益々高まってまいります。自動車愛好家には弊社ブランドは深く浸透しておりますが、一般の車に乗るだけの普通の人には、まだまだ認知度は低いようです。でも、「オートマが滑ってきた」「ギヤの入りが悪い」「エンジンから異音がする」などの何等かの異常の兆候を感じ、NETなどで評価を調査したり、友達に勧められたりして、工場を訪れる方も多く見受けるようになりました。最終的に気になる不具合が解消しなければ、高いお金を掛けてOHを実施するか、車を買い換えるかの2者選択を迫られることになります。しかし、そんな高額な出費は掛けられない財政状態の方は、最後の賭けになってしまうが直れば有難いと訪れることになる。、中途半端な製品を幾つも試しても結果は知れているし、次々と試したら、お金の無駄使い。最善と思える物を試して直れば儲けものだし、だめならだめで踏ん切りが付くことになる。必ず聞かれるのは「直りますか?」という言葉、施工する前に解れば神様になれる。私の答えは決まっていて「弊社製品でだめな場合は、OHして内部を見ると納得できますよ」となる。どの程度まで磨耗や破損が進行しているか外からでは判断は付かない。
弊社製品の愛用者は、オイル添加剤のX1から始める方、ブレーキ強化のD1&D2から始める方、ギヤオイルから始める方、燃料添加剤のG9FS&V7FSから始める方など様々です。ひとつが気に入ってくれるとエンジンオイルからLXまで、弊社製品を全ての部分に愛用してくださる方が多く本当に感謝です。その結果、愛車を普通の人の2倍ほど長期間使用なさる方も多いので、最終的にはボディが先に腐食してくることになる。同様に塗装も劣化してくるので、最後はボディコートで輝きを保ちたいとなる。今年は、燃料添加剤G9FSとV7FSの性能を大幅に引き上げた結果、燃料に対し、3000分1(30Lに10cc)と極微量の添加で高い効果を得られるまで進化した。同様にLXとD2の性能も引き上げてきました。また、お客様からの要望を受けて、HAYATE、GEAR2、GEARに「轟」バージョンを追加致しまして、こちらも好評です。更にはエンジンオイルシリーズ・ZERO-Z30,Z40,Z50を新発売して大好評を頂いております。このスタンスは創業以来不変のものであり来年も更なる性能向上を目指し、持てる力を傾注致します。また、画期的な新製品をリリースしたいと絶えず研究・テストを重ねておりますので、2009年に、ご期待下さい。
お客様からの一番のお褒めの言葉は「感動した」「びっくりした」「驚いた」「感激した」「アタックは当り外れがないね」などの言葉です。これらの言葉を重く受け止め、皆様方の期待を裏切らないよう来年もアクセル全開で答えてゆく所存です。最後に皆々様のご健康と愛車の好調子と安全を祈念すると共に、この藤沢名人の部屋をご愛読いただきましたことを感謝申し上げます。



●2008/12/15

「喉元過ぎれば熱さ忘れる」今回はこんな言葉を引用して話を進めよう。
私達が普段の生活であまり関心を示さない世界の裏側で、地球温暖化抑制と逆に、環境破壊が各地で行われている。戦争しかり、紛争しかり、石油採掘も同様である。厄介なのはオイルサンドと呼ばれる砂にまざった物から石油を生産する方法が拡大していることにある。これは石油樽の底をさらうのに似ているらしい。オイルサンドは砂・粘土・シルト〔砂と粘土の中間の大きさの粒子〕85%、水5%、天然ビチューメン〔石油に変えられる、タールに似た物質〕10%から形成されていて、ビチューメンは原油のような液体ではないので、大量の水とエネルギーを使い、熱湯を注いで砂からタールを分離する(実際はもっと複雑のようだが)エコとはほど遠い方法で大気中に有害ガスが沢山放出される。今までの原油と、ほぼ同等の埋蔵量があるのではないかと推定されているが石油にするまでに多量の温室ガス(従来の石油の5〜6倍)が出るという。以前から言われてきた石油は近い内に枯渇するという話があまり話題に登らなくなった背景には、こんな話が潜んでいた。しかし、インドや中国など世界人口に占める割合が大きな国の自動車普及率が急速に高まるにつれ、いつか石油消費が膨らむことで需要と供給のバランスが崩れる時が必ず訪れる。もうお解かりのように、一気に原油価格は高騰し、ハイオク200円を軽く超えることが再び近い将来起きると(景気後退で遅れる雰囲気になってきた)予測できる。こんな色々な社会情勢を踏まえると、脱石油に今から取り組まなければならない。それは自動車メーカーや大規模な大手企業に於いて避けて通れない課題である。先行開発は豊富な資金力を保有する巨大企業に任せ、当社の製品開発は、高い性能を発揮するケミカル用品で、無駄無理を軽減し、燃焼効率&伝達効率を向上し、走行性能&燃費効率を向上させること。これすなわちエコの追求なのである。難しいのはユーザーの要求は多種多様であり、走行性能向上、耐久性向上、燃費効率向上、トラブルや不満点の改善&解消と幅広い。難しい要求であるが、潤滑が良くなり滑りも減少させることが可能な弊社製品であれば、かなり高いレベルで要求に答えることが出来ていると判断している。ただ、一番の問題点は、向上した性能分を走りに利用してしまうのか、燃費に利用するのかで意見は分かれてしまうことだ。だから、燃費、燃費と燃費向上だけしか評価しない方は、実は非常に「もったいない」ことをしている。間違って受け取ってほしくないが、今までと同じアクセルの踏み方であれば自然と速いペースになってしまう。それを我慢して燃費だけ重視すると、効率向上分をスポイルしてしまうことに繋がる。文章で伝えようとすると難解な問題となり、どこまで伝わるか解らない。例えば競争馬が前に出たくて仕方ないのに手綱を強めて抑制し過ぎることに似ている。車が前に自然と出てゆくのであれば法定速度に達するまで車側に任せて良いのだが、アクセルを踏まないのがエコと宣伝されると危険な程にスピードに乗らない運転する人が出てきた。何でも過剰に反応するのは逆で、自然の交通の流れに逆らっては他の車に迷惑を掛けることに繋がる。オイル性能を高めれば高めるほど、エンジンブレーキは効かなくなるかわりに、アクセルを戻してもススーッと車が滑走するので大きく燃費に貢献してくる。奥さんが乗ったら「車が鋭く加速するので怖いと言われた」とおっしゃるお客様も何人かいる。ゆえに単一性能だけを向上させれば良い訳ではないので、それによる影響まで見据えて、どの辺りに「適正」を設定するのが難しい。もちろん単一性能では現行品を超える「凄いオイル」を開発することも可能であるが、想定される使用用途を考慮に入れた「ウェル・バランス」を保つことも新製品開発の上で重要なファクターである。


●2008/12/01

先人達の残した諺は化学の進んだ現代にも通じ、言葉の真理を噛み締めれば自分の人生に役立てることができることでしょう。有名な話として毛利元就が、3人の息子(隆元、元春、隆景)を前に座らせ、一本の矢を折るよう命じた。勿論、息子達は簡単に折り、その真の狙いがどこにあるのか疑問の眼差しを元就に注いだ。すると元就は今度は3本の矢を束ねて折るように命じた。息子達は次々に挑戦したが誰も折ることは出来なかった。元就は言葉ではなく弓矢の矢に託して自分の願いを愛する子供たちに伝えたかった。その親の想いとは「一本ではもろい矢も束になれば、頑丈になり敵に勝つことができる」ことを示し、3兄弟の結束を強く訴えた。弱肉強食の戦国時代に生き残ろうとする、親の子供に対する愛情がひしひしと伝わってくる逸話である。車や機械の設計でも、この諺を活用できる。前にも少し話をしたが、カメラの三脚も同じ理論が通用するし、タイヤを取り付けるボルトナットになると3本タイプもあるが、車体重量に比例して4本、5本と本数は増えてゆく。冷却水やオイルパイプの取り付け部も2本ボルト取り付けだと、古くなるにつれ冷却水やオイルが漏れ易くなるが、1本増えた3本になるとオイル漏れは激減し信頼度が増す。このように1本増えるだけで強度は2倍にも3倍にも増すことができる。この機械工学の理論を人間社会に置き換えると、職場でも野球でも、能力の高い最強の3人が力を合わせることができれば予想を上回る大きな力を発揮できると私は常々考える。ポイントは2人よりも3人力を合わせることが出来るか否かに掛かってくる。しかしながら、野球やサッカーなど、多人数によるチームプレーなればなるほど、「3本の矢は強し、されど4本の矢は弱し」という現象が発生するかもしれない。その意味は、3人の場合は意見の対立は少なく、もし1人が異なった意見だとしても強い2人の意見に従うので結束があまり乱れないという利点が生まれる。対して4人になれば2対2と意見が分かれた場合、2組に分かれて別行動を起こすきっかけになり、その結果、4人の力は分散され大きな力を発揮できないケースが多くなってくる。難しいのは、全てこの諺があてはまる訳ではなく、意味合いが少し違う「3人寄れば文殊の知恵」という諺もある。この意味は「凡人でも3人集まって相談すれば、何とかいい知恵が浮かぶ」という意味で使われる。この場合は3人で遭難したり、仕事で突き当たった障害などを乗り越える場合にあてはまる。
これが多人数で構成される野球やサッカーになると、監督の意図を全員が理解し、一つの方向に力を発揮した際は驚くほどの好結果を出してくる。知能の高い人間社会でおもしろいのは、チームワークで勝負する野球やサッカーでは勝れた結果が得られたとしても、企業などの製品開発になると多人数のチームプレーが優れた製品を生み出すとは限らない事だ。「3人寄れば文殊の知恵」という先ほどの諺も通用しないケースも出てくる。特に人を驚かせる画期的アイデアなどは多人数で長時間の議論をするよりも、独創性に秀でた1人の人に自由に任せた方が良いアイデアが生まれてくる可能性は高くなる。多人数になると、その人の理解の範囲を超えた提案が出た場合は他の人が拒絶反応を示すことになり、結果としてまとまりにくい。映画監督や画家、デザイナー、建築家、作曲家など優れた芸術家なども内に秘めている才能を100%発揮するためには自由に活動した方が才能を発揮しやすいと思うのだがいかがだろうか。何を言いたいのかと問われれば、大企業が莫大な研究開発費を掛け世に送り出してきた製品と、小さな会社が自由に開発してきた製品を比較した際、時には大企業に勝る製品を世に出してきたとしても何等不思議なことではないということを言いたかった。コストや常識などの足かせに束縛されない自由な発想、それに加え子供のような好奇心、それらが渾然一体となり想像や常識を超越した製品を生み出すことになる。「そんなの絶対できないよ」「無理だよ」とネガティブに思考するか、「もしかしたら出来るかもしれない」「そのうちに出来るさ」とポジティブに思考するかで、結果は大きく違ってくる。今年も残り少なくなってきた。お陰さまで新発売した「紅」も「ZERO」も高い評価を頂いている。こうなると、GP,AZオイルを更にグレードアップしなければという気持が強く湧いてきた。

●2008/11/15

今回はオイルの交換時期について質問が多く寄せられていますので基本的な話から少し難しい話まで掘り下げて解説してみましょう。今まで何回も同じような話をしておりますので重複している箇所も出てきますがご了承下さい。一番難しい話題ですので興味のある方は、じっくり読んで欲しいと思います。

当社オイルは、他社と比較して価格は高価。ゆえに「少しでも長く使用しよう」と多くの方が考えるのは自然なことだと思います。
そして実際に驚くほど長く使用しても問題の出にくい車種と、割と早い段階で問題傾向が発生する車種があります。

●解り易くまとめると・・・。
1:NA(自然吸気エンジン)搭載車両よりはターボ車両・直噴エンジン搭載車両の方が早めに交換が望ましい。
2:大排気量よりも小排気量搭載の車両の方がオイル交換時期は早まると考えるべき。
3:当然のことながらファミリータイプより、スポーツタイプの車種は早めに交換。特に近年の高出力エンジン搭載のランエボ、インプレッサは特に早めの交換が望ましい。
4:高速道路主体ならば、稼働時間に対して走行距離は伸びるので、走行距離判断の場合のオイル交換サイクルは当然長持くなる。
  反対に通勤、渋滞、チョイ乗りは走行距離の割にエンジン稼動時間は長いので劣化は早い。

昔から当社オイルと対峙する位置にある考え方として「安いオイルをこまめに交換するのがベスト」という話が一般的に存在します。
しかし、これはこれで一つの考え方であり、それで済んでしまう車もあるのですが、それがあらゆる車にも当てはまると考えるのは危険でしょう。

近年問題となっている食に関する諸問題に置き換えれば判りやすいのですが、産地偽装や危険物質の混入によって食の安全が根底から崩れ去っている真の原因は「安いコストで手に入る食材が一般的には好まれる」ことが大きな原因だと私は捉えています。当然のことと言えば当然ですが、その反面、比較してコストは高いものの、安全で高品質を追求した食材が、にわかに脚光を浴びているのも事実です。どちらを選択するのかは消費者の自由。ほとんどの製品において販売価格は原材料・製法によるコストに比例して決定されるので、価格の差≒品質の違いとも言えます。
オイルにしても同様で、安価に入手出来るオイルのライフサイクルはすでに原材料であるベースオイルの段階から低いのですが、それを気にしなかったり、また劣化を知っていてもそれに無頓着であれば、平気で使用を続ることも出来ます。もちろん本来の性能とはかけ離れた状態ではあるのですが・・・・
同時に「安いオイルをこまめに交換≒ライフサイクルの短いオイルだからこそ、こまめに交換」となるのです。
逆に、弊社オイル愛用者の中には「2万km走行してオイル交換したけれど、交換前と何の変化も感じられない程、性能を維持していた」と仰る方も比較的多いのも事実。それをそのまま第三者に話をすれば「ダメだよ、そんなに長く使っては!」と弊社オイルを使ったことが無い方からは言われても不思議ではありません。ちょっと冷たい言い方をすれば・・・使ったことが無いのにどうして否定出来るの?とも思いますが、一般論ですから致し方ないと思っています。
正確にはオイルは「何km(性能を維持したまま)持ったか?」ではなく、結果として「何km性能を維持していたか?」ということなのです。同じ車種でも各々の、使用条件・季節・車両コンディションなどが違うことにより、オイルのライフサイクルも当然変化します。ですから私はお客様に「実績」を伝えるよう心がけています。
ですから、新発売されたZEROオイルに関して言えば、「粘度はどれを選んだら良いのですか?」という質問には「ちょうど真ん中の粘度に位置するZ40を使用してみて、その結果で粘度調整をしてみては?」もしくは「現在使用中のオイルと同じ粘度から・・・」と答えています。そしてまた新たな「実績」が生まれるのです。

オイルの劣化は
1:燃料(ガソリン)による希釈(粘度低下、油圧低下が発生。燃料冷却を多用する高出力車では顕著。)
2:スラッジによる汚れ(ターボ車ほど汚れる。メーカーや車種により差が大きい。)
3:ベースオイル及び内部添加剤の消耗や劣化(年月や温度により劣化は進む)
4:上記1〜3の影響で潤滑性能が低下(メカニカルノイズや振動の発生=燃焼状態の劣化)

最新のターボ車でも排気ガス適合シールの☆☆☆クラスが貼られるようになっているので、一見すると燃料調整は薄めのリーンコンセプトなセッティングになっていると思っていると誤解されがちですが、ECU解析で燃料調整マップを見てみると、排出ガス規制に関係しない「アクセルを踏んだ領域」では燃料(ガソリン)冷却を行い、高温になり過ぎた燃焼系統(プラグ・ピストン等)を保護するために、驚くほど濃い目のセッティングになっているのです。

上のグラフは某国産メーカー2社の各々代表的車種のECU DATA比較。あえて詳細スケールは公表しないが、左の2008年製車両が右の2006年製車両と比較して
@低回転時は水色の領域(ターゲット空燃比14.0以上)が多く存在する。
A高回転時は紫色の領域(ターゲット空燃比10.0以下)が存在する

がお解かり頂けると思います。つまり、低回転ではリーンで省燃費。高回転ではリッチでエンジン保護する傾向が顕著であり、決して高回転では「省燃費ではない」ことがお解かり頂ければ充分です。

従来の10・15モード燃費測定の場合、最高速度は70km/h、平均速度は22.7km/h、温まった状態からのテストで、加減速も緩やかで測定時間は660秒(11分間)平成20年10月1日製造車から適合される新しい燃費測定基準のJC08モードでも、最高速度は81.6km/h、平均速度は24.4km/h、測定時間は1204秒間(約37分間)程度です。
このDATAを詳しく見れば、測定される範囲は「アクセルをあまり踏まない領域」に限られることが解る筈です。
つまり一般道ですら、省燃費を心がけないでスポーツ気味にアクセルを踏み込めば測定されている領域を簡単に超えてしまいます。

このことからターボ車(特に一部の高性能スポーツ)でアクセルを急激に踏み込む状況が多いようなユーザーの場合、「極」バージョンで1万km引っ張るよりも、バージョンを「FS」又は「X1」に落としてフィーリングと汚れを確認しながら、4000〜5000kmと短いサイクルで交換することをお奨めします。一般的な車両の場合では「走行キロ数」でオイル交換を判断するのには異論があるのですが、このように車両側の特性で燃料(ガソリン)希釈が想像以上に激しい場合は「走行キロ数も」一つの「チェックタイミングの目安」にすることは必要でしょう。ある意味、最新スポーツターボは、一昔前のレーシングカー以上の性能を発揮させる訳ですから、当然オイルの交換サイクルもおのずとそれに近づくことは当然なのです。
だからオイルについての考え方もレーシングカーと同様「安いオイルをこまめに」ではなく「良いオイルをこまめに交換」が理想的。と変わるのは当然だと言えます。
「だったら安いオイルでも・・・まめに替えれば・・・」と、またこの話になってしまいますが、高性能を発揮するエンジンだからこそ、レーシングカーと同様、シビアコンディションでも安心出来るための高性能オイルは不可欠となってくるのです。
最終的には、オイル交換のコストと、車両自体のライフとをハカリに掛けるのが本当のコストパフォーマンスに優れた製品選択でしょう。
オイルの重要性を認識できない人からは「もったいない」とか「贅沢だ」とか言われそうですが、そんな方ほどトラブルに見舞われて、結果として頻繁に車を買い換えることとなり、長いスパンでのトータルでは、むしろ「もったいない」出費をしているように見受けるのは私だけでしょうか。



●2008/11/06

最近まで使用していたプリンターが故障したので迷いに迷った末にメーカーを変えてみた。どちらも有名メーカーの製品である。接続してソフトを入れて、いつものように納品書を印刷すると、うまく印刷できない。色々と試行錯誤していている内に1〜2時間を費やす。先頭の1行が印刷されただけで他は白紙で印刷できない。しかも1行目の文字もかすれて正常とは程遠い。また、紙が半分吸い込まれた状態で停止、紙詰まり表示が出てしまうことが頻繁に発生する。取り扱い説明書には「弊社規定の用紙をご使用下さい」と当然ながら書かれている。でも、今まで使用していた他メーカー製品のプリンターでは何の問題もなく印刷できていた。価格的にもクラスは同等か、それより1クラス上級機種である。試しに他の白紙を入れて印刷すると何事も無く正常に印刷できた。そこで用紙を仔細に観察すると、納品書の用紙は上質な紙なので少しだけ薄く、滑りが良いことが解る。そこで今度は印刷詳細設定{普通」を「きれい」に変えて印刷すると正常に綺麗に印刷できるが、とにかく遅い。少しの文字だけなので、まるで写真を印刷しているみたいに、せわしくインクヘッドが左右に動いて徐々に用紙が出てくる。印刷時間は今までが5〜8秒に比べ20〜30秒は掛かる。これでは仕事にならない。
色々と試行錯誤した結果、納品書を数日で作りかえる訳にもゆかないので、辿りついた結論は「購入してきたプリンターでは印刷できない」という決定的な結論であった。でも、一度使用してメーカー指定の用紙でないので「返品」は受け付けてくれない(答えの結果は明らかなので返品はあきらめた)これでは踏んだり蹴ったりである。
今まで使用していたメーカーの古い機種が自宅にあったので、会社に持ってきて違いを詳細に確認してみた。すると、「普通」設定でも何の問題も無く早く綺麗に印刷できるではないか。機種のグレードを比較しても、それほど大差はない。この違いは一体どこから来るのだろうか。

メーカーの違いを詳細に比較した結果は下記の通り。
購入したE社製は
1:印刷「普通」設定だと、紙の挿入速度が極端に速く、凄い音で用紙を吸い込むため、詰まり易い。
2:設定を「きれい」にすると用紙はゆっくり吸い込まれ、紙詰まりは少なくなりきれいに印刷できるが印刷速度が極端に遅くて業務用としては使用できない。
今まで使用していたC社製は
1:「普通」設定でも用紙の吸い込みはおだやかだが適度な速さでスムーズに吸い込まれる。
2:設定が「普通」でも、印刷速度はE社製の10倍以上早く、文字も綺麗に印刷できる。

今までもメーカー名を信用して購入したコンピューターでも同様な経験をしたことを思いだした。このような経験をしてしまうと非常に腹が立ってくる。たまたま、生産不良品に運悪く当たってしまったのとは性質が違い、メーカーの企業ポリシーの問題ではないかと思う。上級機種にC社製より勝れた機種が存在したと仮定しても、改良した製品が問題点を改善していようがいまいが、二度とプリンターでE社製を購入しようとは思わない。
「弊社指定の用紙をご使用下さい」という趣旨は充分に承知しているが、大袈裟に言えば、テッシュペーパーに印刷してダメと言う極端な用紙の違いではない。それを裏ずけるように、C社製では普通に印刷できることがそのことを証明している。ここでの一番の問題点は、開発時点で、少し厚みや滑りの違う市販品を各種類テスト印刷して、少しくらい用紙が違っても印刷できるような許容範囲の広い設計を盛り込むことが設計者の良心ではないかと私は考える。また、部下が、こんな品物を開発したとしても、上司が厳格な確認テストを実施していれば、こんな使い物にならない製品が世に出てくる訳がない。二つの大メーカーの性能は天と地ほどの大きな開きがあった。
今回の教訓はプリンターのみの話に留まらない。私が購入した車のカーナビの酷さもあきれ返るほど酷かった。よくぞ、こんな酷いカーナビを純正品として堂々と採用して恥ずかしくないのかとあきれた。新し物が大好きであるからカーナビも発売当初より色々なメーカーを使用してきたが、カーナビが世に出てきた頃の性能に近いと言えるほど低い性能だった。おまけに、幾らクレームを付けても元が悪すぎて何も改善してくれない。このメーカーの車も他の完成度は高くてもカーナビの重要度の高まりを考慮すると二度と購入する意欲は湧いてこない。
自分の仕事に取り組む譲れない企業姿勢として「お客様満足度の高い」製品造りは絶対に妥協したくないと頑固に取り組んできているため、対極に位置する製品に出会った際には無性に腹が立って怒りが沸々と湧き上がってくる。今回の教訓を糧として、弊社製品では絶対にあってはならないことだと改めて襟を正して励みますので、もし納得のできない結果の場合は遠慮なく、お問い合わせ下さい。
お客様よりのレポート・・・・以前からのアタックファンのお客様です。(個人情報を削除した以外、原文にて掲載致します)

このたび愛車のK12マーチに、先日購入させていただきましたオイルを使用致しまして、個人の可能な範囲ではございますが使用前との比較を致しましたので、ここに記載させていただきます。

そして今後とも、
どうぞよろしくお願い申しあげます。

【はじめに】

私の愛車は構造的には「スーパーノーマルと 評されたHCR32とBNR32」ですが、潤滑的には 「フジサワスペシャルなR32スカイライン」を愛用させていただいております。
そんな私にとりまして普段用にと2007年2月24日購入した、3ドア5MTのニッサンUA-AK12は様々な面で驚かされました。
どうせならばと「2LのNAエンジンクラスのスポーツカー」をめざし、コツコツと藤澤先生のご出身でございますオーテック様、ニスモ様、そしてインパル様のハードウェアにて、プリンス千葉ハイパフォーマンスセンターのニスモエキスパートショップ様で、まずは不具合の抜本的な改善とともにチューニングした結果、車検証の変更なしの現時点では下記の通りとなっております。
ハード的な面では満足な結果をちょうだいした現在、OSのようなソフトや血液やリンパのような面で、エンジンフィール、燃焼効率、圧縮圧力の向上と水温低下などを主体に求め、すべての愛車に今後も愛用させていただきたく切望しておりますので、どうぞよろしくお願い申しあげます。


【車両】ニッサンUA-AK12(CR12DE 走行距離 71,562km+12,733km=84,295km

【おもなチューニング】
オーテック:欧州車用シリンダーヘッドガスケット・12SR・用フロントタワーバー・12SR用リアクロスバー・12SR用フロントスタビライザー・キューブキュービック用フロントブレーキキャリパー・キューブキュービック用フロントブレーキローター・ノート用リアスタビライザー内蔵リアトーションビーム
ニスモ:エンジンオイルフィルター・ブレーキオイル・エキゾーストマニホールド・リアマフラー・イリジウムプラグ#7・フロントLSD・クラッチディスク・クラッチカバー・フライホイール・エアフィルター・ブレーキホース・MM-8ホイール・S-tuneサスペンション・コンビネーションメーター・レーシングラジエーターキャップ・
インパル:データGブレーキパッド・データGブレーキシュー・コンプレッサーキット・ECM・センターチューブ・ラジエーター・
ブリヂストン:ポテンザRE-01R
トラスト:インテリジェントインフォメーター
ビリオン:エアインテークカーボンダクト・エアインテークパイプ・エアコンパイプ断熱材
オカダプロジェクツ:プラズマダイレクト
ほか多数

【施行前の油脂類】
ニスモヴェルスピードSL 5W-40 約3.0〜3.4L
日産純正MP-GハイポイドGL-4 75W-90 約2.6L

【施行後の油脂類】
Zero 10W-40轟 約3.0〜3.4L
GEARII極 約2.6L
スーパーチャージャーコンプレッサーギヤオ
イル約100ccに対し、X1FS 約10cc(約10%)添加
LLC約4.5〜5.0Lに対し、LX 約300cc(約6%)添加


【おもな体感事項】

チューニングによって荒々しくなったアイドリング時に、水平な場所でアクセルを踏まずに強化クラッチのコントロールのみで発進すると、回転が落ちて発進回数の確率的に約20%はエンストしていましたが、現在は水平な場所であれば、強化クラッチのコントロールのみでの発進が可能となりました。スピードメーターでの0〜20km/hでの微速徐行は、アクセルを踏まずに3速での走行が可能となりました。クルージング時には気づかない程、コンプレッサーのうなり音が消滅しました。ご存じのない方には不安に思われる程、LSDの引きずり音やチャタリング音が消滅しました。
チューニングにおいてレイアウト上で発生する、共振による音振問題が、私が気になる部分は全て消滅しました。過大なアフターファイヤーが、消滅しました。
メカニカルノイズが少なくなって、トランクのトノボードが、ビビビビと微細に振動していたことを発見できました。

今年の夏は都内の渋滞する一般道路を走行中に、純正の水温センサーでは108℃〜愛車の114℃以上で点灯する高水温警告灯が頻繁に点灯し、最高119℃にもなり何度も道路の路肩で立ち往生させるという水温の上昇に悩まされ、一度エンジンをオーバーホールし、エアがかみやすい純正シリンダーヘッドガスケットを欧州車用に交換し、ラジエーターを高効率なものへ交換後のLX添加後の現在は、普段頻繁に市街地走行時で4,000rpmのシフトダウン、高速走行時は5,000〜5,500rpm、スポーツ走行時は6,000〜6,500rpmのシフトダウンという高負荷走行をくりかえしても、一時的に水温が95℃そしてその直後の停車中には97℃になるものの、電動補助ファンによって5秒もかからずに90℃以下に下がり非常に安心できるようになりました。

ほか多数


【最高速度】
施行後:176km/h(速度計表示速度194km/h)施行前:174km/h(速度計表示速度192km/h)
※12SR:速度計表示速度190km/h以上同じ気象条件のもと同じ場所にて

※K12をイメージすると非常にわかりにくい
ため、参考として書籍で入手可能な誌上テス
トによる、12SRの速度を記載致しました。

【中間加速】
コンディション

施行前
天気:晴れ
気温:17.2℃
湿度:62%
降水量:0.0mm/h
風向:北
風速:2m/s

施行後
天気:晴れ
気温:17.1℃
湿度:68%
降水量:0.0mm/h
風向:西南西
風速:3m/s

コース:真北にのびる直線

3速60-80km/h
施行後:2.6秒
施行前:2.8秒
※12SR:3.0秒

3速80-100km/h
施行後:3.1秒
施行前:3.1秒
※12SR:3.3秒

4速60-80km/h
施行後:3.8秒
施行前:4.2秒
※12SR:4.6秒

4速80-100km/h
施行後:4.4秒
施行前:4.5秒
※12SR:4.7秒

以上各10回計測したベストタイム
※K12をイメージすると非常にわかりにくいため、参考として書籍で入手可能な誌上テストによる、12SRのタイムを記載致しました。


【燃費】
施行後:
6.8km/L
5.8km/L(全開走行時)
満タン法による走行距離733kmの平均
施行前:
4.8km/L
4.6km/L(全開走行時)
満タン法による走行距離1,780kmの平均

【今後のビジョン】
愛車の燃料に添加するV7FSやG9FSの割合を、1/2,000から1/3,000へと変更し、現在の愛車の性能をトータルに判断する。
愛車にとって最も理想的な、Zeroエンジンオイルの粘度を発見する。
愛車と同じスーパーチャージャーを搭載する方々が約20,000km で交換するという、スーパーチャージャーコンプレッサーベルトの劣化具合を観察する。
ミッションオイルとLSDオイルを共用するFF車なので、パワートレーンのフリクション低減のために、次回はGEARII極から「GEARII轟」を使用する。
愛車のHCR32とBNR32にも来年4月の車検時には、エンジンオイルにはAZX1極から「Zero10W-50轟」を、ミッションオイルにはHAYATE極から「HAYATE轟」を、LSDオイルにはGEARII極から「紅(轟)」を使用する。


●2008/10/15

最近になって、新たな発見をしたので早速皆様にご報告させて頂きます。「何かが大きく変化する高性能な物を開発・販売すると、必ず他にも連鎖で影響が出てきて新たな対応を迫られる」ことは時に触れ伝えてまいりました。これらの波及現象(連鎖反応)は、高性能でなければ有り得ないことなので、一般の人が経験する機会は少ないかもしれません。しかしエストレモ製品愛用者であれば、多くの人が弊社製品を使用した中で、色々なことを体験済のことでしょうから、私の解説も伝わり易いことでしょう。今までも「極を入れた途端、レスポンスがアップしたがエンジンブレーキが効かなくなってビックリした」とか、「ドラッグワンを塗ったら真綿で締め付けるようなブレーキに変化したので驚いた」など沢山の報告が寄せられています。今回も、新しいZEROシリーズオイルを使用した人と電話で話をしている最中に「アッ」と閃いた話です。その会話の内容は「AZX1轟を使用している時はG9FSの効果を強く感じなかったが、ZERO(Z40轟)オイルに交換した途端、凄く効いていると感じるようになり、添加率も凄くシビアになったように感じる」という報告でした。そこで思ったのは、他の人からも「G9FSの添加率がシビアになり添加率の調整が難しい」といった同様な意見も何件か寄せられていたことである。1年程前から、G9FS&V7FSは、できる限りの高性能化を図っているので、今まで、その影響だと捉えていました。皆様もご存知のように、高性能化に伴い添加率に対する黄色の注意書きをキャップに貼り付け対策を施しました。その文章は「過添加注意!燃料に対し2000分の1程度(50Lに対し25mI)の少量から開始してください」となっている。処が弊社にオイル交換で来社される愛用者の方と話をしていると「薄めの3000分の1くらいが凄く効く」という答えが最近になって多くの人から寄せられるようになってきた。今まで、高性能化に取り組んできたので、ある程度は予想できたことだが急に薄目が良好と言う人が増えてきたような不思議な感覚に襲われた。それが本日(10月3日)お客様と電話で会話している最中に「アッ」と原因が特定できた。こんな発見は今回に限らず、今までも愛用者との会話の中で「パッ」と閃く話が隠されていて新発見に繋がることになる。ZEROオイルを試された多くの方がまず感じることは「エンジンブレーキが今まで以上に効かなくなった」という報告が圧倒的に多い。これは高度な潤滑の賜物であり、それだけフリクション低下が大幅にできたことを意味する。フリクション低減はボディの軽量化と同等の意味合いを持ち、走りに反映される。また、トラックの荷台から重い荷物を降ろしていく作業と似ている。街乗りメインでも、FR車のリアーデフに「紅」を使用することも大きなフリクション低下が図れることは、少し前に発見した。新しいZEROシリーズオイル使用でも大幅なフリクション軽減が図れる。その結果、エンジン負荷は、どんどん減少するため、薄めの燃料で済んでしまうことが起きる。フリクションは荷物(荷重)と一緒なので、荷物がどんどん軽くなればなるほどエンジンの負担は減少し、その結果、エンジンが要求する燃料は少量(人間だって重労働すれば腹が減って沢山食べる)で済むように変化する。そのために前回と同じG9FSの添加率では、濃い目の燃料セッティングと同じ結果となり、高回転の回り方が重く感じてしまうのだ。昔のV7FSやG9FSの頃は、効果が弱ければ添加率を1000分の1より増やしてやれば効果はどんどん高まって行った。所がV7FS及びG9FSの性能を飛躍的に高めた結果、添加率上限は2000分の1と以前の半分になった。更に高性能オイル、ZEROシリーズを使用すると、更に薄めの3000分の1が一番効果を強く感じられると言う訳だ。結論を書けば、G9FSの添加率で愛車の状態が最良か否か判断できてしまうことになる。性能が悪いオイルや、内部が損傷劣化していたりすれば、1000分の1がベストの添加率だって有り得る。このように、調子を測る試験剤のような役割をG9FSは果たすことになり、現在のエンジンや総合性能の状態が判断できてしまうということが解った。

それらの要点を箇条書きにすると・・・
1:G9FSの性能を飛躍的に高めた結果、添加率が減少=約2000分の1
2:ドリフト(D1)で開発した超高性能デフオイル「紅」使用でデフのフリクション大幅低下するため更に添加率が減少する=約2500分の1
3:潤滑性能を更に高めたZEROシリーズエンジンオイル使用でエンジンフリクション大幅低下するので添加率は更に減少する=約3000分の1
 estremo HP でのG9FSテクニカルノートの内容も変更されています:

 通常[ G9FS ]の燃料添加率は1/2000を推奨しておりますが、
 ・キャブレター車 1/2000
 ・コンディションの悪い車両 1/2000
 ・ターボ付車両 1/3000
 ・弊社オイル(特に匠・極グレード)使用車両 1/3000
  を添加の上限としてお試し下さい。
  微妙な添加量のアジャストにより、[ G9FS ]の効果が更に発揮されます。

従って、ZEROシリーズオイルや紅を始めて使用したり、純正オイルやX1・FSグレードから、「極」や「轟」バージョンなどに変更した場合は、G9FS添加率を薄めの3000分の1などに落として試してみて下さい。その結果、薄めの体感度が凄く良いと感じた場合は、その車のフリクションが大幅に低減された証となります。これが今回新発見した未知なる領域の話です。勿論、ZEROシリーズを使用されている全てが方が体験できるとは限りません。当然ながら、「極」「轟」など高性能バージョンになればなるほど体験できる確率は増すことになります。

ユーザーレポートの新着分項目に、ZEROオイル使用者(Z40FS-4L混合Z30FS-1Lと混合使用)のレポートを掲載致しました。H17年に45000km走行したフォードフォーカス中古車(H12年式)を購入。10・15モードカタログ燃費は11.2km、実際の燃費は10kmを少し越える程度でした。

そしてAZX1−FS使用開始=2051km走行の平均燃費は12.14km。
浮気して純正オイル+市販添加剤=6026km走行の平均燃費は11.3km。
そこでAZX1FSに戻す=6256km走行の平均燃費は12.2km。
再びAZX1FS使用=5763km走行の平均燃費は12.0km。
現在ZEROに交換=2514km走行の平均燃費は13.63km。

上記数値は送られて来た燃費から私が平均燃費を算出したので信頼性は高いと思います。詳しくはレポートを見て下さい。勿論、使用している季節や走行条件などにより燃費は大幅に変化致しますが、長い距離での平均燃費ですので、数値の値は正確だと判断できます。ZEROオイルでの走行距離が少ないのですが弊社オイルのライフサイクルを知っている愛用者であれば、継続使用しても燃費の値が大きく変化することは少ないと判断できることでしょう。また、カタログデーターと比較しても明らかな向上(約21.7%)であり、今回のG9FS添加率の話を裏付ける数値と言えるでしょう。但し、燃費は車種や走り方、使用条件により大幅に左右されるため、だれでも同じ結果が得られるとは限りません。




●2008/10/01

アタックレーシングの存在自体も知らないし興味も持たないし、自動車のメカニズムやメンテナンスの知識も低く、自動車のメカニズムや常識的なことも無知。こんな平均的ドライバーの目線でアタック製品を眺めてみたら、一体どう写るのかを今回の話題に取り上げてみましょう。

まずエストレモX1&X1FSオイル添加剤から話を進めてゆこう。潤滑をする添加剤がオートマの滑りを改善したりLSDイニシャルトルクを向上させることなど絶対に信じられないから、以下のような話が真実であるがごとく飛び交うことになる。
1:オートマのような複雑なメカニズムに訳のわからない添加剤など入れたら壊れてしまう。
2:純正ATFが一番だから、へんな物を入れたら変速がおかしくなってしまう。
3:添加剤など入れたらクラッチが滑って大変なことになってしまう。
4:CVTは滑ってしまうのでへんな添加剤を入れてはだめだ。
5:高い品物をオイル交換の度に入れるのは高過ぎる。
6:オイルに添加されている添加剤のバランスを崩してしまう。
中味の構造を知っている人も、知らない人も、自分の常識を超えた製品には拒否反応を示す傾向が強い。発売直後から、中古車業界はオートマの滑り&変速ショック改善目的で、たくさん購入して頂いた。そして「X1ほど効果の出る添加剤は始めてだ」と喜んで頂いた。最近は「X1を入れて直らなかったら、もうだめだね」と認識する人も増えてきている。しかし、一度も使用していない人から見たら、真っ先に疑って掛かる。中国食品の信頼が揺らいでいるからと言って、同じに扱わないで欲しいと思う。消費者や企業がコスト優先で購入したり商品造りをしている弊害が表に出てきたに過ぎないと私は見ている。コストを度外視し納得できる製品造りをしている弊社とは対極の位置(考え方)での出来事である。

エストレモD1(ドラッグワン)は発売15周年を過ぎたが、ブレーキローターに得たいの知れない成分を塗るわけだから、今でも疑いの目や、怪しい品物として色眼鏡で見られてしまう。これは永遠に続くことかもしれない。ただ、マジカルストップ発売で使う人が増えてきてネット情報が増えるにつれ「効くみたいよ」と変化が見て取れる。
1:そんな怪しい物をブレーキに塗っては危ないよ。
2:そんなに急ブレーキしないので効果は微妙だ。必要ないかも。
3:頻繁に塗るのは面倒だね。
エストレモD1もマジカルストップも、本当の良さを知っている人は車に欠かせないアイテムとなっている。こまめに塗っている人は「ディラーの人からパッドの減りが少ないのでパッド交換したのかと言われた」また、ある人は「自殺志願者が突然車の前に飛び出してきたが急ブレーキで1メートル手前で停ってくれたので、お説教してきた」と言っていた。同じように、反対車線の暴走族が自分の車線に飛び出してきて、ぶつかる!と思って急ブレーキしたら簡単に停まってくれて助かった」
このように、いざという緊急時に威力を発揮してくれることは大きなメリットなのだが本当は出会いたくないパニックブレーキであり誰にいつ訪れるか予測不能。最近は、とんでもない運転を目にしたり遭遇する機会が多くなってきたので、自分の身は自分で守る時代を痛感させられる。
私は幼い頃から、いたずら好き、好奇心旺盛な子だったので、常識を超えた品物でビックリさせるのが大好き。

エンジンオイルになると、一般的な品物なので、もっと常識が邪魔をしてくることになる。
1:そんな高価なオイルは非常識だ。
2:オイルで走りが変わる訳はない。
3:フリクションが低下してもエンジンブレーキが効かなくなることなど起きない。
4:オイルで馬力アップする訳はない。
5:オイルはこまめに交換したほうが良い。
6:鏡面になったらオイルが保持できなくなり焼きついてしまう。
7:使い続けるとクリアランスが広くなり寿命が短くなってしまう。
上記のような否定的意見は、一度も使用したことがない人が自身のそれ以外の製品体験や自身の知識や想像の上に立って断言している。過去に添加剤を使用して、痛い思いをしたか効果をまったく感じない体験をしたので、同じような品物だと見た目で言っていることも多い。だから、自分が否定していることを他人が肯定したり、褒めていると無性に腹が立ってくるようで、添加剤で凄く効いたと言う人が居ると、それは「プラシボー効果だ」と強く否定してくることとなる。逆にエンジンオイルに興味を持ち、次々と試した人は、「アタックレーシングのオイルを知らない人は可哀想だね」と同情の言葉さえ出てくる。また、「他の人には広まって欲しくないな」と独占欲が湧いてくるようで、秘密にしたがる。やっと探し当てた宝物だという気持は、とっても理解できる。

「想像を超える」製品造りに情熱を傾けてきたので、今まで述べてきた認識は、ある意味で仕方がないことかもしれない。人類の歴史を見ても、それは歴然であり、形ある物であれば説明は簡単なのだが、感覚的な物ほど理解して頂くまで時間が掛かる。愛用者は確実に広がっているのだから・・・。




●2008/09/14

自動車チューニングアイテムのコストパフォーマンスについて今回は解説してみよう。
エストレモ愛用者の常連様に「高くて申し訳ありません」と言うと。帰ってくる言葉は「そんなことはないよ、反対に安いよ」と驚く言葉を返して下さることが多い。勿論、こう答える人の多くは10年間以上に渡ってエストレモ製品を愛用してくださっている経験が長い人たちである。こんなことを書いたら使っていない人からは「法螺吹いてる」と言われるかもしれないが、作り話ではない。では、どうしてこんな言葉が自然と出てくるのか。結論を先に書けば、〔コストパフォーマンスに勝れているからに他ならない〕
では本当のコストパフォーマンスとは一体どのように計算するのが正しいのかが解ってくれば答えは簡単に出てくる。実際は、こまめにメモを取っていないと算出できないが・・・。
1:車輌購入総支払い価格。
2:廃車又は車輌入れ替えまでの車検総費用。
3:廃車車輌入れ替えまでの総燃料費。
4:廃車車輌入れ替えまでの総メンテナンス費用(オイル、タイヤ、ブレーキパッド他)
5:廃車車輌入れ替えまでの総チューニング費用。(アーシング他)
6:廃車車輌入れ替えまでの総修理費用。マフラー交換他。
7:上記に該当しない諸雑費。(但し、事故修理は除外)
8:上記の(1〜7)総出費額より、車輌売却価格(下取り価格)を差し引く。
出てきた金額で、最終走行距離を割り算すると、走行1km当りの金額が算出される。
勿論、贅沢なカーナビやオーディオなどを新規購入したりすれば、おのずと1km当りの単価も跳ね上がってしまうので、単純比較は出来ないが、明らかな贅沢金額に関しては計算に入れなければ精度が向上する。また、修理費用の高価なエンジンやオートマ。エアコン修理が入れば、同様に単価は一時的に一気に跳ね上がることになるが、走行距離が伸びるほど単価は下がってゆくので、どこで手離すかで大きく変動することになる。但し、事故修理代は自分または他人の不注意に関する特別出費なので計算から除外する。
安いからと保護性能の低いオイルを長年に渡って愛用していれば、燃費も伸びないし、修理代に反映し、最終的に走行距離が短くなってしまうだろう。また、下取り価格の査定も低くなり、結果的に1km辺りの単価は高くなってしまう。エストレモオイルの購入価格は驚くほど高価ではあるが、20万km、30万kmと長く乗れば乗るほど単価は下がり続ける。また、売却した際に、驚くほどの高価格で売却(下取り)出来たと喜んでくださる方も多い。アクセルを強く踏めば悪い燃費になるケースでも、良好な燃費をマークするため結果的に1km当りの単価は安くつく計算になる。本当は、ここまできちんと計算して出てきた数値を比較して、コストパフォーマンスに勝れているかどうかを判断しなければならい。実際は、面倒だからと目先の金額で判断してしまうことが一般的である。安い物しか見向きもしない人は、目先の事しか考えていないので、この正論も通じないと思われる。なぜなら、今回、私が提案した「真の意味での単価」は車専門誌や自動車評論家諸氏の解説でも一度も目にしたことはないので、高い視野から正しく評価する方法を知らない人が大半であり、関心も示さない。

日本人は世界でも有数のブランド品好みである。ブランド品の代表はバッグ、宝石、婦人服、時計など形がある有形物には多大な関心を寄せても、形の無い無形物には、ほとんど関心を示さない。特に消耗品扱いのエンジンオイルや添加剤になると、エストレモ製品のような高価格商品に対しては、ただ、べらぼうに高い品物だという見方をしてしまうようだ。だから、エストレモ愛用者は、大金持ちばかりが愛用者だと勘違いされている方も多いが、本当は、ごく普通の人が使用してこそ得られる恩恵は計り知れないほど大きく、1km当りの単価に如実に反映してくる。最近のように燃料価格が予想以上に高騰してくればくるほど、使用するメリットは大きくなってくる。メリットは単純に1km当りの単価だけでなく、何よりも「走っていて楽しく感じる」ことにある。ある使用者が「気持よさは金で買えないから貴重だね」と言ってくれた。ファインチューニングの真髄はそこに凝縮していると考えている。皆様も、愛車の1km当り単価を算出してみてはいかがであろうか。驚くほど高い金額に驚き、自動車を手放して電動自転車にしようと考える人も出てきそうだ。自動車は時代と共に、税金、税金と二重三重に掛けられているので、走行しなかったら、かえって単価は高くなるばかり、購入してしまったら、少し燃料価格が上昇しても走行すれば単価は下がります。車庫の肥しになればなるほど単価は上昇してしまう。


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