2015/12/29


皆様のご愛用とご支援を受け、2015年も無事に過ぎ去り新年を迎えることが出来ます。

2015年を振り返って見てみると、新しい試みとして実施したZEROシリーズ、及びSシリーズ・エンジンオイルのグレードアップ・キャンペーンは大好評でした。また、GPX1/AZX1/ZEROシリーズのフルモデルチェンジ・super-SN/CF最新規格変更により多くの方々より「更に良くなった」と高評価を頂きました。

FSバージョンから匠・極・轟バージョンを購入するには、その金額から購入を躊躇する方が多いことと推察できます。「アタックレーシングの製品の確かさは解っているので、一度でも体験してしまうと使い続けなくてはならなくなるので試すのが怖い」と言ってくる方も多いのも事実です。

オーディオの世界でも、骨董美術の世界でもよく言われている格言は・・・
「初めに本物を3年間見続けておけば偽物はすぐに解るようになる」と言われている。これらの意味することは偽物(低性能)ばかり使用しておれば正しい感覚は身に付かないことを示唆しています。

また、オーディオでもチューニングでも「確かに違う」と確信できるほど向上させるのには10万円の投資では差が出にくく、50万円の大金を注ぎ込んで、ようやく「違うかな!」と差が解ることが一般的。

一番良い例が、ブレーキ(制動力)改善ではなかろうか。一般的なブレーキチューニングは・・・
○ブレーキフルード&ブレーキホース交換=4〜5万円
○ブレーキパッド交換=2万〜5万円
○パッド&ローター交換=10万円前後
○ブレーキキャリパー交換=20万円前後

弊社製品であれば・・・
D1塗布=4515円
D2−100cc添加=5040円
MVSキャリパーに施工=4000円

フル施工してもたったこれだけです。合計13500円!
でも使用していない多くの方は「アタックは価格が高い」と思ってしまいがち。
費用対効果は抜群なのですが・・・

この「藤澤の部屋」で皆様にお話しした幾つかの途中経過をご報告いたします。
○自叙伝の執筆について
 ほぼ90%以上書き終わり、関係者(取り上げた方々)に内容の確認のためお渡しして読んで頂いております。公開する上で間違いがあっては関係者の皆様に、ご迷惑を掛けてしまいますので万全を期さなくてはなりません。しかし、レースやチューニングに関しての細部は秘密が多かったり、何分にも長い年月が経っている関係で多くの方が亡くなっていたり老齢化により事実関係を掴むことは至難の技になります。それでも読んで頂いた関係者の方からは「よくまとめたね、古い時代の物は何も残して居なかったからね」というお言葉を頂きました。

幾つかの出版社に仮原稿を持ち込んで売り込みを致しましたが、ご承知のごとく出版業界は元気がありません。また自動車関連・レース関連に関する本の売れ行きも必ずしも良いとは言えません。結果としてよい返事は現在返ってきておりません。

「最悪は弊社にて自費出版する他はないのかも?」とも考えています。その際はこの「藤澤の部屋」にてお知らせし、予約を受けてから出版部数を決めようなどとも思いを巡らしております。

○ブレーキローター錆防止剤の開発について
 幾つかのテストを重ねましたが、まず時間が掛ります。放置して運良く、丁度良い雨が降ることが難しいからです。自分で水を掛ければ良いのかもしれませんが、それでは本当の意味のテストにはなりません。施工のしやすさ、錆の抑制作用、販売価格、保管の持続性など、大きな壁が沢山待ち受けており、まだまだ解決できないでおります。コロンブスの卵の喩話のように、有る日ある時、パッと閃き新製品が生れたりします。気長にお待ちください。

○MVS新製品について
 「新製品は出来ましたか?」と質問してくる方がおりますが、現時点で、ほぼ開発及び製品は完璧にラインナップしています。HPに掲載して販売可能な製品は、その中の一部に過ぎません。ただ、前回にご紹介したMVSシールに付いては、オーディオ、ゴルフ、スキー板など、巾広く活用できることが解りましたので新製品として販売する予定です。

○オーディオについて
 仕事とは直接関係ない話に見えますがオーディオにもMVSは非常に有効です。遊びながら効果を検証しています。LPレコードは120枚1300曲を無料ソフトAudacityでパソコンに取り込み、そのデーターをMP3形式でデジタル化した後で曲目ごとにタイトルを付けてiTunesに移動して管理し、手持ちのiphone、ipad、ipodに取り込んでいる。オーディオ関係は後日改めてご紹介しましょう。

MVSの効果については新たに解説する必要性はないでしょう。HP掲載以外の製品に興味をお持ちの方は電話にてお問い合わせください。業者様に渡している製品ラインナップの一覧表パンフレットをお渡し致します。なぜ全商品をHPに掲載しないのかといえば、全部の製品を使用するのではなく、皆様の要望(もっとトルクを出したい、レスポンスをアップしたい、乗り心地を向上させたい、操縦性を向上させたい、その他)と購入する予算に沿って、その車に適したアイテムを仮装着して=テスト走行=修正を加え、最善の結果を追求し、決定する必要があるからです。
※ゆえに敢えて施工店制度をとっております。単体である程度の効果があるもののみ通販でに販売。



話はガラリと変わって、人間用MVS製品についてお話しましょう。

自動車よりも人間になると性別や身長、体重だけでなく免疫力、身体の骨格、顔形が異なるように自動車以上に個人差、健康度合が大きく結果を左右するということが解ってきました。

MVSのパワーブロックなど、MVS製品がひとつでも手元にあれば簡単なテストが出来ます。敏感な人であれば、眼を瞑っていてもMVSの存在を解る方が居ます。アタックの工場に近づいただけで「感じる」と言ってくるのです。最初のきっかけは、MVS販売協力店の方から「つなぎのポケットの中にパワーブロックを入れていたら何だか疲れが違う」という報告が寄せられました。

多くのお客様からも「MVSネックレス出来ないかな?」と相談を受けました。
そこで作ってみようということで製作を始めました。

市販品の医療用ネックレスを調べると「ネオジウム磁石+チタン素材」の製品が医療用の認証を多く受けているようです。主な理由は・・・それら素材の特性のもののようです。

1:錆びない。
2:比較的軽量。
3:身につけた際に金属アレルギーがない。
4:保温効果を保有している。
など

上記の事実を踏まえMVSネックレスはオール・チタン製+MVS処理にすることにしました。

MVS用チタンネックレスの加工をして頂いているメーカーにサーモグラフィ測定器にて装着による効果測定をして頂きました。その結果がこれです。


一目瞭然で多くの説明は必要ないですね。各種測定には必ず「測定誤差」が生じます。いかに測定誤差を最小限に抑えるかが重要となってきます。また、数値の違いは必ずしも結果の判定に不向きな場合も出てきます。
※「藤澤の部屋」でも出来るだけ文章や数値ではなくグラフや図解を掲載するように心掛けています。

前回のゴルフクラブMVS施工結果も、今回の人間用MVS使用結果も、図面やグラフであれば、ほとんど説明不要の結果が見て取れます。常識とかけ離れた商品の特徴として、どうしても最初は「?」=怪しい品物と思ってしまいます。前に書いたように、新しい製品の評価=新しい最新の測定を行えば、きちんとした結果として表示され効果が把握可能となります。


最後に、今年1年「藤沢の部屋」をご覧頂きましたことを深く感謝申し上げます。
お身体ご自愛されて年末年始をお過ごしください。



2015/12/15


今回のグレードアップ・キャンペーンも沢山の方々にご賛同頂き好評の内に16日受付分で終了となります。厚くお礼申し上げます。

来年の話をすると鬼が笑うとか言いますが、まだ100%決定ではありませんが、2016年も何か別のキャンペーンを行いたいと思案中。グレードアップキャンペーンも好評だったため、来年も行いたいと考えております。

MVSは開発当初より、自動車以外にも、オーディオ、ゴルフクラブ、人間、スキー板など、幅広く応用が出来ることが確認できていましたが自動車開発を優先しました。人間用のアクセサーリー(ネックレス、足輪、腕輪、指輪)の要望も新発売直後から多く頂き製作及び販売を行ってきました。

HPでの通販を行っていない理由は、自動車よりも人間の体感に関する個体差が大きいため、せっかく購入して頂いた際に、効果が低い、解らない、強すぎるなど不満足な場合が想定される。併せて何が改善出来ますかと聞かれた際に、効果を話せば薬事法に抵触する恐れも出てきます。更に、他の製品で惚れ込んで愛用してくださったお客様に対して、購入したが効果が解らないではガッカリさせることになり私自身もガッカリするからです。

来社される方々には先入観無しに、一度試して頂き、気に入って頂いた方が購入されてゆきます。理想的には全国的に販売店が構築できて、そこで、お試しされてから購入されるのがベストと思いますが、なかなか販売網が構築できない状況を踏まえHPに掲載しておりません。興味をお持ちの方は、お電話にてご相談下さるのが現状ではベストかなと、捉えております。

年末の「藤沢の部屋」にて人間用MVSアクセサリーの測定データーを公表いたします。今回はゴルフクラブにMVSシールを施工した測定結果を公表致しましょう。

私は子供の頃より宇宙を含めた物理学にも多大な興味を抱いていました。布団の中で宇宙が無限であるならば、さいはての場所はどうなっているのか、もしもさいはての場所があるならば、その外側はどうなっているのか、そもそも無限に続くことはありえるのか?などと溶けない謎に想いを巡らし、やがて深い眠りにつくことは今も続いています。

ゴルフクラブに施工して感触が変わることは、すぐに解り、化学的なデーターを取得すべく最初に行ったことは、クラブシャフトの固さを測定する機械を製造している会社にコンタクトを取りました。無理にお願いした実験結果は、シャフトの、どの場所に貼って測定しても何も変化しないという返事が返ってきました。

ここで問題となるのは、新しい科学的応用製品は、新しい測定方法を考案して測定しないと、変化の違いを検証できないと学びました。このように物理学の世界は常識の枠から飛び出して初めて新しい発見に結びつきます。測定方法ひとつ取りあげても従来同様の方法では検証できません。

シャフトの固さ測定は、シャフト両端を支え、中央を押してゆき反発力で測定する方法です。つまり静荷重の変化を測定しています。自動車の乗り心地や操縦性を含め、実際のゴルフクラブに掛ってくる荷重は、一瞬の内に大きな荷重が掛るダイナミック荷重となります。MVSは、このダイナミック荷重に対して大きく作用することが解っていますので静荷重の変化が出なくても効果が無いとは言えません。

ダイナミック荷重変化を測定する実証実験も考えましたが、より実際の感覚に近い優れた実証実験は、実際にボールを打って、その弾道の変化を測定する方法が一番だと思いました。化学の進歩で、それが可能になっていました。

そこで、昨年の5月末より沼津市のゴルフ練習場に仕事が終わってから1時間のゴルフレッスンに通い続けていたので、レッスンプロ(知り合ったきっかけはestremo愛用者でオイル交換で来社)に依頼してMVSをゴルフクラブに施工したら、どのような結果が得られるかを測定して頂きました。

前々から、MVS施工店の店主がゴルフ好きで「クラブにパワーシートを貼ったら良かったよ}という報告が届いていました。私もマイクラブに施工して色々と試してみました。施工する上で、幾つかの施工ポイントがあります。

ポイント1:初心者は、まずスイングを勉強する基本段階が先ですから不向きです。中級者以上、特に上級者に適しています。自動車の場合は、初心者からでも解る方が多いので問題なく使用できます。

ポイント2:次に、施工する場所。これは自動車でも人間でも、どのような物でも最大限に良い結果を得るために欠かせないポイントになります。最終結果はドライバー(ゴルフクラブの名称)の場合は、ヘッドの後端に1枚と、シャフトのヘッドから1cmくらいの所に1枚貼るだけで良い結果が得られました。(写真参照)


ポイント3:MVSのアイテムの中から何を選ぶか?最初の頃はパワーシートから始めて、次にホイール用を施工してみました。効果はありましたが、ゴルフクラブの場合は競技規則が厳しく制限されていることと、クラブを出し入れする際にホイール用は手を切る恐れがあることが解りました。最終的にパワーブロックの裏面に貼ってある丸シール(直系15mm)で実験して見事に効果を得ることが出来ました。元々、シャフトにメーカーなど色々なシールが貼ってあるのでシールであれば問題となりません。

MVSゴルフクラブ施工結果をTrackMan(トラックマン)という測定装置にて計測して頂きました。この測定装置は軍用のミサイル追尾システムから応用されたレーダー式弾道追尾システムです。またクラブがボールを捉えた画像解析により入力角など様々な26種類のデーター解析ができます。その種類はクラブスピード、ボールスピン量、ボールが落ちた距離(Carry)クラブフェースの入力角度など多岐に渡りますが今回は専門的な話は割愛させて頂き、どのような施工結果が得られたのかを測定画像から見ていただきましょう。

3人のプロゴルファーが実験に参加して下さりましたが、データーを詳細に紹介するにはページ数も含め大変です。3人共に、同じような改善傾向が得られていますので、38球と一番試打して頂いた方のデーターを見てください。

最初の画像はCarry yds (落下地点)の結果になります。

画像補足致しますと、白色は何も施工していないノーマルクラブで試打した時の落下地点を示しています。また白い円周はノーマルクラブ落下地点の分布図を表しています。

次に、ドライバーヘッドの後端部分にMVSシールを1枚貼り付けた状態で試打した落下地点は黄色表示(分布図も同様に黄色)で表されています。

最後に、クラブヘッドに近いシャフトに1枚を巻き付けるように施工(ヘッドは施工したままなので合計2箇所施工)し、試打した落下地点はピンク色(分布図もピンク色)で表示されていますので一目瞭然で結果が解ります。

もう1枚の画像は飛球線を表しています。色表示の意味はCarry画像と同一で、白線はノーマルの状態、黄線はヘッドのみ施工、ヘッド&シャフト施工はピンク線で表されています。

皆様は、この結果を見て何を理解したでしょうか?ノーマルクラブの落下地点が円形に近いように分散していた落下地点がヘッド1枚施工で縦方向の誤差が減少し、更にシャフト施工では前後左右の誤差が大きく減少していることが読み取れます。最大に飛んだ飛距離は少し落ちている半面、ぶれが少なく収まっていることが読み取れます。自動車に施工した場合の乗り心地の変化に近い感じですね。

驚くことは、240ヤードという長い距離の落下地点を詳細に眺めていると、何か気が付かれましたか?画像のボケではなく、落下地点がほぼ同一に近い所が2か所とボール半分ほどずれて落ちた所が1箇所見つかりませんか?その他にもボール1個分ほどしか違わない所が2箇所見て取れます。

240ヤード先の落下地点の話です。1ヤード=0.9144メートルですから約220メートル飛んだ落下地点が38球打って3回もあることを意味しています。プロがホールインワンするのを何回もテレビで見ましたがプロの凄さが今回の実験からも伝わってきます。

星野一義選手級のドライバーになると、富士スピードウェイをテスト走行した際のラップタイムは、邪魔する障害物など無い場合は1秒も違いません。F1no予選タイムも1秒の差の中に5台前後並ぶことは珍しくありません。それがプロの領域と言えます。

理解が追いつかない常識の殻を破れない方や効果の解らない人たちは、すぐに怪しいアイテムと勘違いしますが、効果の得られる物ほど、良くも悪くも結果は変わります。悪い結果も、効果のある証拠と言えます。施工する位置を変えたりサイズやアイテムを変更し良い結果を得るように調律(チューニング)することが重要となってきます。このチューニングは他に応用する場合にも欠かせません。

このように自動車以外にも、各種確認実験を繰り返して検証していますので、年末最後の「藤沢の部屋」では人間用アイテムの検証結果をご報告しましょう。

最後に、スキー競技を行っているアタックユーザーの方が、MVSパワーシートをスキー板に施工してみたら良い結果が得られたと報告が来ましたので併せてご紹介する予定です。









2015/12/01


好評を頂いているSシリーズのグレードアップキャンペーンは早くも折り返し地点になりました。長年のご愛用に感謝したキャンペーンですので、購入された方に多大のメリットが産まれる感謝を込めたキャンペーンですので、このチャンスを生かして、ご活用ください。FSバージョンとは一味も二味も違う、匠、轟バージョンの走りを一度体験してみてください。オイル交換のみで、走りがここまで変わるのかと、驚かれたり感激されていだだけましたら幸いです。こればかりは文章や言葉では、どうしても伝えることが出来ません。

初回の使用で感動して頂いたお客様も、愛用を続ける内に、いつしかそれが当たり前の世界となってゆきます。それでも気に入った愛車を、いつまでも快調に保ちたいと願う方は、弊社製品を「無くてはならない物」として愛用してくださいます。

つい最近も通販でX1ご注文頂いたお客様は、昭和48年製クラウンを大事に乗っていて「X1は無くてはならない」と注文を下さいました。弊社にオイル交換に本日お越し頂いた方はトヨタAE86で走行距離は31万km。エンジンは一度OHを施しているがミッションは一度もOHしていないと言っていた。

全期型の中でも更に初期モデルになるそうでマニアの方から声を掛けて頂くそうです。全期型のミッションは3速ギヤに設計上の問題を抱えていました。メインシャフトに嵌ってギヤは回転している訳ですが、何とベアリングを使用していなくて、メインシャフトに3速ギヤが直接、嵌っています。その構造上、オイル管理やオイルの性能が少しでも悪いとギヤ鳴りしました。

このユーザーの方も、御多分に漏れず、ミッションのギヤ鳴り対策でX1添加により劇的に改善され、アタック愛用者になりました。それから数十年、31万kmの現在もギヤチェンジは快調と言うことです。

時々、エンジンオイルを買いに来るスープラ―(HP掲載車)のお客様も、ついに30万7000kmになりました。アルトのお客様も30万km(エンジンは2度ほど分解したがメインメタルは交換部品は無く程度が良かったので再使用中)を超えました。この例が示すように、少しでも愛車を調子良く長持ちさせたいと願うのであれば弊社製品は「最善の選択」と車好きの私はいつも感じております。

自動車製造、自動車修理工場勤務、レース用車両の改造、ストリートチューニングなど、長年に渡り、数々の経験を重ねた集大成としてestremo製品が生れてきました。「最初、値段が高くてビックリしたが使ってみたら本物の製品だった」と惚れ込んで頂くことが多いです。

ただ、初めて使用する際は「どれを選べば良いのか解らない」などマニアックな部分もありますので、お気軽に電話相談してください。NETがどれだけ栄えても、難解な部分のQ&Aに関しては電話が向いています。それは話のキャッチボールをしなければならないからです。FAXや手紙での質問は、お断りしております。ご理解ください。

燃料添加剤も5000分の1などと言う、極極少ない添加率ですと「難しい」という答えが返ってきます。一般的な汎用品は「ワンタンクワンボトル」方式です。軽四輪でも大型車でも、1本を丸々添加して終了です。非常に簡単ですが、タンク容量30リットルでも2倍の60リットル、3倍の90リットルでも添加する量は同一です。初心者は何も疑問に思いません。

当然ながら容量が2倍3倍になれば添加率は2分の1、3分の1と低下してゆきます。当然ながら得られる効果は大きく変化してゆきます。果たして、これで良いのでしょうか?メリットを得たくて、わざわざ代金を支払い手間を掛けてまで添加する訳ですから、おかしな話です。

燃料添加剤に限らずオイル添加剤でも、100%メリットを得られる最善の添加率は必ず存在致します。弊社のHPに記載している推奨添加率がそれです。最低の添加率を掲載しているのは、予算的に厳しい方で、保護的に使用される場合の最低添加率を表し、最高添加率は、古い車を購入したり、何かの不具合を感じて少しでも改善したい際に、推奨添加率を入れたが、もう少し改善したい時に、上限で、どこまで入れられるかを表しています。

たまに新車を購入して、少しでも良くしたいからと、初回から上限添加率で試される方を見受けます。この場合は推奨添加率で行ってください。新車のオートマで上限の7%添加は誤りになります。あくまで古いくたびれた車で、滑り等の症状を5%添加で完全に治らない状態で、もう少し何とかしたい場合に6%や7%と増やすことを意味する、上限添加率となります。

この上限添加率を記載していないと「X1はどれだけ入れられるのか?」という疑問や質問や寄せられる。追加する場合は添加率もの重要ですが、簡単に行うには、推奨添加率+50ccと覚えて頂くと簡単です。




V7FS,G9FSの添加量を計算するのが面倒だ、解り難いというご意見が多く寄せられたため、早見表を作ってみました。この早見表はPRODUCTS−For FUEL V7FS&G9FS説明文の所にも掲載致しました。すでに気が付かれた方も多いかと思いますが製品同様に、絶えず細かな改善をHPにも施しております。
  



あまりにも微量になるため、多少の誤差は、あまりシビアに考えなくても良いでしょう。
初めて購入されたり、初回に添加する場合は、タンク容量を調べて、5000分の1添加率で添加してください。燃料補給する前でも後からでも、どちらでもOKです。

バイクや草刈り機などの少量タンクの場合は付属の軽量カップでは使い難いというご意見もあります。この場合は1ccや2cc容量のスポイトが適しております。中には、付属の軽量カップなど不要だなどと、人によって様々なご意見が寄せられます。5cc~〜10ccなどと、添加量が少ないために軽量カップを付属しています。地方にお住いの方は簡単に手に入れることが出来ませんので、付属しています。細かい部分は応用力での対応をお願い申し上げます。

5000分の1の添加率で、もし濃すぎた場合は、アクセルペダルが重く感じたり、レスポンスが悪く感じたり、排気管内の黒い煤が増えたりします。その場合は5〜10リットル燃料が減ったら、燃料だけ満タンにして薄めてください。

2回目からの給油は補給した燃料の量から、早見表で添加する量を毎回、添加することで常に一定の添加率を保てます。最適添加率は車種により異なってきます。キャブレター車や古い車ほど、「4000分の1が良かった」となる反面、「ホンダ車だが8000分の1で良かった」などの意見も寄せられます。

最近は新型車に代替えされる方も増えています。純正オイルでもX1添加は有効ですし、前回書いたようにハイブリッドのミッションやCVTミッションにもX1&X1FSは極めて有効に作用致します。一番の違いは「潤滑しながら滑りを抑制する高度な作用です」「どうしてなの?」と幾ら考えても答えは見つかりませんが、一度使用すれば「何でこうなるの?」と理解が深まることでしょう。

世の中、知らないと損することばかり多くなります。賢く生きるためには助けてくれる製品に巡り合うことだと長い人生で悟ってきました。愛車の強力なサポーターとしてestremo製品を頼りにしてください。







2015/11/14

ZEROシリーズ・グレードアップキャンペーン時に「藤沢の部屋」にて約束いたしました「Sシリーズ・グレードアップキャンペーン」を本日より12月中旬まで実施致します。好評なキャンペーンですので予定数に達した時点で終了となる場合がありますので、お早目のご注文をお待ちしております。

Sシリーズの性能グレードはZEROシリーズと異なりますのでご注意願います。(混合使用は出来ません。)
一番下の性能グレードは
「FSバージョン」ですから、FSバージョンご注文で、特別に「匠バージョン」をお送りいたします。「匠バージョン=Sシリーズには元々、匠バージョンの設定はありません。今回のキャンペーンで注文を受けて製造致します」

「極バージョン」ご注文の方には「轟バージョン」をお送り致します。但し、ご注意頂きたい点があります。潤滑性能が高くなればなるほどに、摩擦抵抗が減少致します。皆様が思っている予想以上に抵抗が減少すると(特に燃費走行主体の方)、下記に解説するような体験をするはずです。

1:エンジンブレーキが効かなくなる。
その理由は、エンジンブレーキの主な要因として・・・
○稼働部分の摩擦抵抗が一番大きく、この摩擦が大幅に減少する。摩擦が大幅に減少することでピストンの膨張が少なくなるため、シリンダーとピストンとの隙間は自然と広くなります。オイル交換前と同じような走行条件であれば、オイル消費が自然と少しだけ増大する傾向を示します。estoremoエンジンオイル愛用者のスープラのオーナー(現在の走行距離は30万7000KM)が「Z50-FSバージョンだと、1000km走行で200ccのオイル消費だが、轟バージョンに替えると1000km走行で500cc消費する」と報告してきました。高性能オイル程、走りも変われば他の条件もこの例が示すように変わってきます。オイルレベルチェックと補充を心がけることで何の問題もありません。フェラーリ328に乗っていた時も、1000km走行したら500cc補充していました。

○ポンピングロス、これは圧縮するために損失する部分であるが、こちらはシリンダーとピストンリングの当たり具合改善により密閉度が高まるケースも見受ける(圧縮圧力測定により判断できる)ため、逆に増大することも有り得る。密閉度の改善により「良い圧縮」が形成されるため見返りとして良好な燃焼(爆発)を得られるためマイナス作用とはならない。

○冷却損失の部分は、摩擦抵抗の減少により摩擦熱の発生も比例して減少するため、余分な冷却は必要なくなる。但し、走行条件によっては油温が100℃前後の適正油温より大幅に低下することで油粘度が固くなる影響を受けてエンジンフィールが重く感じてしまうケースも出てくる(特に冬季寒冷時の轟グレード)エンジンにとってオーバークールもあまり良いことではないのです。

○オルタネーター、エアコンコンプレッサー、ウォーターポンプ駆動など、補機類の駆動損失。
エアコンにX1またはX1FS添加や低圧パイプにMVSパワーシート貼り付けなどによりエンジン負荷を減少させることは愛用者であれば、すでに体験済のこと。エンジンオイルとは直接、関係しない。エアコン負荷は排気量が少ない軽四輪ほど多大な影響を受ける。そのため「エアコンにX1&X1FSを添加してください」と訪れる。本当はエンジン側からも対策をしたい。

簡単に言えば「エンジンが元気になればなるほどエアコン負荷は小さく感じる」と言うことに尽きる。このことをいくら説明しても多くの方はX1添加のみで帰ってします。商売を抜きにして、弊社エンジンオイル交換やMVSアイテム施工により、エンジンが元気モリモリとなればエアコンX1添加と相まって軽いストレスの無い走りへと変化し、自然と燃費向上、耐久性向上にもつながって行く。


前回にお知らせした、粘度混合表を参考にしてご注文下さい。それほど過激な走行をなさらない方であれば半分を軽四輪の場合を例に取ると、約3リットルなので、2リットルをFSバージョン=(匠バージョン)+1リットルを極バージョン=(轟バージョン)の混合使用が最適かもしれません。前にも解説したように、エンジンオイルの性能が使用環境を上回っても、最上の走りは得られません。その凄さこそ、estoremoオイルの高性能の証なのです。普通では考えられないことですが・・・


前回公開したestremoオイルの企業秘密について少しだけ補足しましょう。

前回の、毛利元就の逸話はあまりにも古い話ですので、自動車に関する最先端技術に関連して解説しましょう。主に日本だけの特色が強いと言われるハイブリッド車ですが、今までエンジンを主動力として活用してきた自動車に補助動力装置としてモーターを組み込み、エンジンの弱点である低速トルクを補い、場合によってはモーターのみで走行することにより大幅な燃費向上を果たしている。

ハイブリッドの先に水素ガスを燃料とする燃料電池車が一部で位置ずけられてはいるが燃料を補給するインフラ整備の充実を待たなければならないなど、不確定要素も付きまとう。

三菱自動車のアウトランダーPHEVが私には魅力的に写る。外国では圧倒的性能を誇るプリウスHVに真っ向から勝負を挑まず(韓国・現代自動車がプリウスそっくりなプリウスハンターを近く新発売するようだが・・・)PHEVとディーゼルエンジン、ダウンサイジング・ターボなど、他の技術で競争してくる。

話を本題に移すと、ハイブリッド車がダブル(二つの組み合わせ)の技術の組み合わせと捉えられる。PHEVになると、そこに大型バッテリーが組み合わされる。エンジン+モーター+大型バッテリー というシステムとなる。つまり主動力源が3種類(トリプル)と、捉えることもできる。

このように技術開発は先の時代を見据えて絶えず研究開発されている。F1を頂点とする自動車レースにおいても同様である。他チームより0.1秒でも早くチェッカーフラッグを受けるべくメカニックも全力を傾注する。そんな勝負の世界で20年間戦ってきた私は「今日よりは明日、少しでも良くしたい」そんなレーシングメカニックの性はこの身に沁みついている。そして全てのestremo製品開発に生かされている。

時々、「カタログはありませんか?」という問い合わせが飛び込む。「すみません、絶えず改善しているので、作ってもすぐに変更になってしまうので作っていません。ホームページを見てください」と答えることとなる。

トヨタハイブリッドはモーターが主役でありエンジンは脇役のシステムなので弊社エンジンオイル交換による走りの貢献度は解り難くなる。しかしながらエンジンメカニカルノイズや急加速した際に、その高性能が伝わってきます。アクア、プリウス、カムリなどの無段ミッションにX1またはX1FSを300cc添加することが思っている以上に軽い走りを得られるのでお勧めできる。当然ながら、加速だけでなく、燃費工場や耐久性向上にも効いてくる。知らない人は損をしているとさえ思ってしまう。


 
2015/10/31

前回(10月15日)に説明しきれなかった粘度調整(混合使用)を更に詳しく解説しましょう。

結論を先に書くと粘度調整はSシリーズの方が色々な粘度が楽しめる。

一目見て解るような表を作ってみました。
元々の粘度は・・・
S53=5W-30
S13=10W-30
S54=5W-40
S14=10W-40
S15=10W-50
と5種類の粘度設定があり、この粘度5種類の多さが粘度混合調整の際に効いてくる。

細かな粘度調整まで書くと複雑になるので、ポピュラーな半々(50対50)の混合比率で行った場合の得られる粘度を一覧表にまとめてみました。

すると・・・以下のように12種類の粘度が得られます。(S53,S13,S54,S14,S15の単独使用も含む)

幾度となく解説しているように前側のWの数字は(Winter=冬とか冬季)の頭文字を付けた物ですからワット(電球とは違います)と呼ぶのはは間違いとなる。5W-30の正しい読み方は「ごーだぶりゅうさんじゅう」、一般的には省略して「ごーだぶさんじゅう」と呼びます。意外と基本的な話を人に尋ねるのは難しい(笑)。

「Winter=冬、冬季」の意味合いをもう少し深く読み解くと「寒冷時とか低温時」の意味になります。エンジンが完全に冷えている状態での一発目の始動直後の暖気中と、そこから走行を開始した5〜10分間の燃費に影響が出てきます。この傾向は低温になる冬季の始動直後から10〜15分間の油温が上昇する前の燃費に夏季よりも多めに影響が出ることになります。

メーカーの取扱い説明書には「もっとも燃費性に優れる」とか「低温時の始動性に優れる」とか記載されていますが、それを100%信じてはいけません。

何事も長所とは背中合わせの関係で短所も併せ持ちます。正確に書けば「もっとも燃費性に優れるが、オイル油膜は薄くなるためメカニカルノイズは大きくなり、オイルライフも走行条件によっては短くなります」と書かれていなければなりません。そこで得られた、ほんの少しの燃費向上分の金額よりも、耐久性劣化や、その他の要因で失う金額が場合によっては上回る可能性があるからです。

また「低温時の始動性に優れる」は「?」が付きます。昔のキャブレター車でチョークを手動で引いていた時代と異なり、燃料噴射装置全盛となり水温センサー、スロットルセンサーなどの情報を総合的に読み取り、最適な混合比となるようにインジェクターから燃料を噴射します。バッテリー&セルモーターも日本製であれば信頼性も高くオイル粘度の変更だけで始動性が悪化するようなことは現代の車ではありません。始動性が悪化する条件は、あくまでバッテリーやセルモーターの劣化による原因がほとんどです。

ずっと以前に弊社では「0W粘度のオイルは製造しません」とお伝えしました。弊社のエンジンオイルを一度でも使用した経験があれば「10W-40でも潤滑性能が高いためか軽く回る」と言ってくるように粘度の重さをあまり感じることはありません。北海道釧路地方の愛用者の方でも「10W-40で問題ありません」と言っている。但し、例外として、使用環境によって、高過ぎる粘度を選択した場合や高過ぎる高性能バージョンの製品を選択使用した場合のみ、エンジンフィールが重く感じてしまうケースは出てきます。交換する前に柔らかい粘度を使用していた場合は、その柔らかい粘度との比較になってしまう。

ご承知のように新型車の純正オイルが0W-20の極柔らかい粘度で販売されるようになり、0W-20から弊社の10W-30に変更した場合、どうしても0W-20との比較により「重く感じる」という方も出てきた。その対策としてeconomia5W-20をリリースした。その結果を検証してゆくと「高価なestremoオイルだから、できるだけ長期間使用したい」という方が圧倒的に多く見受けられた。

純正オイル使用で「2000km走行したらガシャガシャだ。オイル交換してくれ」と飛び込んでくる方が居るように、元々が超低粘度オイルだと使用条件によっては2000kmでもメカニカルノイズが耳触りに感じる。この原因は油膜の薄さゆえ、どんなに頑張って開発しても「柔らかい粘度=油膜が薄い=メカニカルノイズが大きくなる」という基本性能だけは改善が難しい。

安いオイルであれば「こまめに交換」もひとつの手段となるが超高価格の弊社オイルだと、そうはいかない。超ロングライフの弊社の特徴から外れるため、思いきってeconomiaは製造販売を終了した。但し、0W-20から、10W-30ではW側粘度の差が大きいため、S53(5W-30)を新設定し、Z30(10W-30)もZ53(5W-30)に変更した。

上記で紹介した12種類の粘度調整の真の目的とは「使用環境にベストマッチングする粘度を探し出す」ということに尽きる。

この「使用環境」とは・・
車種
走行条件
季節
目的=燃費向上なのかスポーツ走行なのかハード走行なのか、チョイ乗り主体なのか。
好み=静かさ、滑らかさ、過激さ、レスポンス重視、燃費重視、耐久性重視、オイルライフ、オイル消費他

上記条件を総合的に判断して自分が最も良いと思われる粘度を探し出すのもestremoオイルチューニングの楽しみのひとつです。これに性能バージョン混合を加えると、更に奥深い世界に足を踏み入れることになる。

電話での問い合わせで「今まで5W-30を使ってきたが次は10W-50を試してみたい」と聞いてくる方が居る。
この答えは「何でも少しずつ変えて様子を見るべきで、一度に大幅に変更するのはよろしくない」と答える。この場合の正解は「7.5W-35を試し、その結果を検証する」となる。但し、この問い合わせ時期が、これから冬を迎える秋口だったりする。この問い合わせが、これから暖かくなってくる春なら理解できるのだが・・・

estremoエンジンオイルのライフの長さは愛用者であれば周知の事実。1年間で1度であれば1年間を通して考慮しなければならない。1年間に2回のオイル交換であれば、迷うことは少ない。例えば暖かくなってくる4月初めに少し粘度を高めた7.5W-35を使用し酷暑の夏を乗り越えて、6ヶ月過ぎた10月頃に冬季を考慮した5W-30と少しだけ柔らかい粘度に変更してみる。

粘度調整が出来ない場合は5W-30から変更する場合、10W-40という選択肢になってしまう。estremoなら、中間の7.5W-35という絶妙の粘度が自由に選択できる。実際に体験して頂けると実感として理解できるでしょうが、この微妙な粘度調整のメリットが予想以上に良い結果を導き出してくれることが多い。

この例が示すように、気温が高い=硬い粘度、気温が低い=柔らかい粘度 が基本であり不変である。

次に性能バージョン混合使用について解説しよう。
X1バージョン、FSバージョン、極バージョン、轟バージョンと4段階の性能がある。粘度調整と同じように、FSバージョンを1リットルと極バージョン1リットルを混合すると中間に位置する「匠バージョン」が出来上がるため合計5バージョンとなる。

だから、5W-30のFSバージョンを2リットルと、10W-40の極バージョンを2リットル購入して混合使用した場合、粘度は7.5W-35で性能バージョン「匠バージョン」が得られる。ここさえ理解が深まれば、それほど難しくない。こんなことが出来るエンジンオイルは多分、世界中探してもestremoしかないのではなかろうか。一度、挑戦してみても損はない。あなたにベストフィットする最高のオイルを見つけ出すことが出来るはずだ。

多くの方が初めての使用で、最高峰のチョイスを要求してきます。正直、それは大変難しい。現在使用中と同等か、それに近い粘度で試し、その結果を検証して、次回のオイル交換に反映して生かす(試す)エンジンオイルは6ヶ月から1年ほどで定期交換する訳だから、気短にならないで長い目でベストを追求して欲しい。

弊社のオイルの最大の特徴は・・・
「走るほど=走行距離が伸びるほど、調子が上向いて行く」この点に尽きる。
維持するのではなく、それ以上の独自の世界を提供してくれる。メタルリペアー機能を有するX1&X1FSが大きく貢献していることは間違いあるまい。

質問として「FSバージョンにX1は何%添加されていますか?」という質問がたまに寄せられる。確かにX1&X1FS添加率はestremoオイルにとって重要な要素であることは間違いない。

気になる、この質問の答えは・・・
初めてエンジンオイルを開発販売を開始した当初は前にも話をしたがX1添加率(この頃はまだX1FSも存在していなかった)で2種類のバージョンを販売していました。添加率のみでは、どう頑張っても2種類か3種類の性能バージョンしか産まれません。

estremo製品の性能バージョンの話になると、どうしても企業秘密の話となるため公開してきませんでしたが、今回初めて、その一端だけ公開しましょう。

ご存じのようにX1&X1FSは発売以来、多くの愛用者から「いい添加剤だね」と絶賛されるように優れた数々の性能を有しています。添加剤は推奨添加率10%と公示しているように最適な添加率の元で最高の性能を発揮致します。estremoエンジンオイル&ギヤオイルの性能バージョンは弊社の最先端技術を投入すると、10段階でも15段階でも可能となるのです。

以前にもお話したように10段階を販売したら、販売店もお客様も大混乱に陥ります。弊社としても製造及び在庫管理に支障をきたします。「どれを使用したら良いのだ」と愛用者からも悲鳴が挙がります。シンプルイズベストという格言からも解るように、有り過ぎる(行き過ぎる))ことも良いことばかりではありません。そこで5段階の性能バージョンに絞って販売してきて最近は4段階に絞りました。

もう、おぼろげながら気が付いた方もいるでしょう。X1&X1FSがどんなに優れた添加剤であったとしても、一つの物に頼るのは限界が出てくると言うことに尽きます。では、どうすれば良いのでしょうか?

昔の逸話に毛利元就が息子たちに与えた「3本の矢」の話があります。1本の矢は簡単に折ることが出来るが3本の矢を一度に折ることは難しい。3人の息子たちが力を合わせれば強力な力を発揮するということを伝えた逸話です。

この逸話は技術的な話にも応用できると私は思います。すなわち以前から私が提唱する「三脚理論」です。二脚ではどうにもなりませんが、たった1本増えただけで三脚の抜群の安定感が生まれます。四脚になれば構造も複雑になり重量も重くなり地形によっては逆に安定感も損なわれます。

もう、お解かりのように、優れた物をダブル(二つの優れた技術)ではなくトリプル(三種類の優れた技術)を組み合わせることによってestremoオイルは製造されているのです。2×2=4 ですが 3×3=9 となり単純計算でも9種類の性能バージョンが生み出される計算となります。だからX1&X1FSの添加率を聞かれても答えに困る。絶えず開発により変化を遂げ現在に至っています。

だからこそ「estremoオイル」はOEMでもなく、どこにも存在しない高性能オイルであり、その証こそが5段階の性能バージョンの存在と言えるのです。

参考:ZEROオイル混合の場合






2015/10/16

今回はエンジンオイルに的を絞りチョイスする際のアドバイスとなる話をしよう。

オイル選びは楽しみでもあり悩みでもある。その一番の理由は「どのオイルを選べば最も良い結果が得られるかどうか?」と迷う点にある。同じ10W-40でもZEROシリーズ:Z40もあればSシリーズ:S14もある。更にはAZX1シリーズと3種類もある。更にestremoのみ存在する性能グレード(X1/FS/極・轟)が4種類も存在するため、初めてestremoエンジンオイルを使用してみようと考える方は悩むこととなるに違いない。

選択肢の多いことはレベルの高い方にとっては好都合でも、中級者初心者になればなるほど難題として選択に迷うことになる。弊社が高次元レベルの製品を開発リリースしているために常につきまとう部分でもある。





そこでアドバイスをしましょう。

最初に決めることは「粘度選択」から始めよう。

最近の新型車の多くは「0W-20」という低粘度が多い。ターボ車や一部の車種では「5W-30」または「10W-30」が指定されていることが多い。

新車から入ってくる「5W-20」粘度を指定された粘度と勘違いする方がほとんどである。新車から走行距離が伸びてくると登坂時や加速中に「何だか、やけにエンジン音がうるさいな!」と気になる。多くの方が防音対策が少ないと誤解する。単純にオイル粘度が柔らかいのが主たる要因である。

新車で使われていた0W-20粘度はディラーに新車整備に出すとほとんどのディラーでは何も言わずに同じ粘度の物に交換されてしまう。「試しに5W-30に交換して」と依頼したが「少し高くなりますがモービルでいかがでしょうか?」という返事が返ってきた。

この例が示すように「5W-20」粘度で使い続ける必要性は何もない。「5W-30]に替えるだけで静かな走りが得られるし、走行距離が増えた際のエンジン保護に役に立つ。目先のほんの少しの燃費を気にするよりも、長い将来に渡って劣化=燃費低下に貢献できるので結果的に得になる。

弊社のオイル選択のおおまかな目安を伝えよう。

○軽四輪(NA&ターボ)、新車から5万kmまでのスポーツ車
軽四輪も最近は高価になり下手な大衆車よりも高い。しかし下取りに出す場合も高値で売れるメリットがある。660ccという小排気量のためエンジンは常にフルに頑張っているため予想以上にエンジンオイルに負担が掛っている。軽四輪こそ弊社の高性能オイルのメリットが最大限発揮される。ほとんどが約3リットル前後のオイル総量である。

推奨オイルはS53またはZ53となる。走りが好きな方やターボ車では迷わずS53を推奨する。夏場や走行距離が多い車ならS54と混合したい。2:1の比率(5W-30=2リットル+5W-40=1リットル)なら5W-33の粘度、1:2なら5W-37の粘度となる。予算に余裕があれば2リットルをFSバージョンで1リットルを「極」または「轟」バージョンと組み合わせると更なる走りの喜びが得られる。

夏場でサーキットやスポーツ走行などハードな走りをする場合はS53とS14を半々で7.5W-35を基本として始めたい。S14単独ではエンジンが重く感じ易い。実はサーキットで他のオイルが垂れた状況で真価を発揮するオイル設計を採用している。油温が120℃を超えてこそ価値が解るオイルと言える。S15もハードな走りに向くように設計(調合)している。

○一般大衆車、中型車、大型車、走行距離の少ない軽四輪
排気量が大きくなるほどエンジン及びエンジンオイルに対する負担は軽減する。フルモデルチェンジしたsuperZEROは、お陰様で多くの方から「更に良くなった」と大変好評をいただいております。以前のZEROはあくまで滑らか静かでジェントルな走りという感覚であった。反面、走り屋系の走りを楽しみ方からは「スポーツの方が走っていて楽しい」という評価も一部の方から頂いていた。
フルモデルチェンジでSPORTSのフィーリングを少し加味した。従って、迷ったらZEROシリーズから初めて後悔はしない。粘度は今まで使用していた粘度(但し0W-20など柔らかい粘度は5W-30のZ53)と同等粘度から初め、オイル消費が気になればZ53からZ40に粘度変更して様子を見よう。

予算的に厳しい人や少しでも安い費用で済ませたいという人なら、GPX1またはAZX1、更にはGPとAZとの粘度混合を検討しても良い。容量が4リットルであればGPX1を2リットル+AZX1=極を2リットルという組み合わせも推奨したい。粘度は7.5W-35と柔らかすぎず固過ぎないベストな粘度がチョイスできる。

○空冷バイク、大型バイク、古い車種、オイル消費が多い車、走行距離が多い車
弊社のオイルの中で唯一、「SJグレード」の半化学合成オイルである。SJグレード以降のグレードは、オイル性能も確かに向上したが、どちらかと言えば環境対策が厳しく盛り込まれたと言ってもよい。だから「SJグレードが好き」というオイル通の方も存在する。鉱物油のHDX1が生産終了となったため古い車ならBRX1を一度試しても良いだろう。その理由は、どうしてもオイル消費が多くなっていたり、クリアランスも大きくなっているので、少し高めの粘度との相性が良い結果に結びつきやすいからである。

前にも何度も解説しているように
=弊社オイルで重く感じたら・・・=
「粘度が高過ぎるか、バージョンが高性能過ぎた」と判断できる。
次回交換時に、粘度を柔らかくするか、下のグレードのオイルに変更しよう。

上記解説は、あくまで基本であり、一度試した結果を検証して、次回の製品、粘度やバージョンを変更してみる楽しみがestoremoならたくさん存在する。難しいと捉えるか楽しいと捉えるか意見は分かれる。

チューニングとは様々な選択肢の中からベストを探し出す作業なのだ。だからこそ、単なる高性能オイルではなく「真のチューニングオイル」と呼べるのである。


2015/09/30

秋から冬が訪れる兆しが、あちこちに表れてきました。
いつも「藤沢名人の部屋」を楽しみに読んで頂いている方なら、すでに気がつかれたように隠し部屋的な下位置に潜んでいた「藤沢名人の部屋」を解り易いよう上の位置に移動いたしました。

ここで新しい情報をひとつお知らせいたします。弊社入社10年以上経つ社員でも解らなかった隠し部屋があるのですが、気がつかれた方は本当のアタック通です。

どこにあるかヒントだけ教えますので探し出してみてください。
場所は「藤沢公男の提唱する進歩的メンテナンス術」を最初の第一章から最後の第十三章まで読まれた方にボーナスページとしてプレゼントされます。いずれ第十四章としてMVSに関する技術的見解を解説したいなと考えております。

前回の藤沢の部屋の円グラフを文章の内容に合わせ宇宙から見たように変更致しました。すでに多くの方が気がつかれたと思われます。この姿勢は、全ての製品開発販売のスタンスと何等変わりありません。

今回も簡単な図解を用意いたしました。私の掴んだノウハウを車好きの多くの皆様にお伝えしようと文章を書いていますが、どうしても私の思いが100%伝わることはありません。文章だけでは、おのずと限界を感じています。そこで図解と共に説明することで正しく正確に伝達できると考えました。

チューニングアップはとても難しいものだと思っている多くの方々は「純正が一番」「純正で何の不満もない」と信じ込んでいます。本当はそんなことはありません。新発売された新型車でも必ず長所もあれば欠点も数多くあるのです。そこで「長所はそのままで気になる欠点を改善出来ないか」と車好きなら考えます。

方法は大きく分けて三種類の方法があります。
1:タイヤ&ホイールなどを純正品から汎用品に交換するメカチューン。
2:オイル添加剤、燃料添加剤、高性能エンジンオイル等を交換するケミカルチューン。
3:MVS等に代表される通称オカルトチューン。

それぞれ特色が異なりますし、製品の性能差はピンからキリまで千差万別です。ですからオイル添加剤ひとつを取り上げても「添加剤大嫌いな人」「添加剤大好きな人」と真逆に分かれます。

私の想像では添加剤が大嫌いになった人は過去に使用した製品でがっかりされた体験をされて二度と信用しなくなったのかもしれません。反対に困って使用してみたら意外と良い結果が得られて添加剤が大好きになったのかもしれません。何事も人それぞれです。

人と人の巡り合いと同様に「良い製品に巡り合う」ことがその後の人生に大きく影響してきます。

今回のテーマは、それでも「何か事を起こさなければ何も変わらない」という話を致します。このことは恋愛でも政治でも家庭生活でも、全て同じことが言えます。当然ながら自動車にも当てはまります。

大事なポイントは・・・
「変わるためのきっかけを作ること」に尽きます。何もしなければ、いつまでたっても何も変化しません。



実際の作業は短時間で終了します。例えば燃費が悪いので「燃料添加剤を試してみようかな」とか、いざというときのために「ブレーキ強化薬を試してみようかな」とか、思っただけでなく行動に移してみる。人から見て「あの人は行動力がある」とか「あの人は決断力がない」とか性格で差が出てくる。

私の性格は人一倍、好奇心が強く、遊び心があり、決断力行動力もある。思い立ったらすぐに行動を起こす。この性格が製品開発に非常に役立っている。これはレーシングメカニックに要求される必須条件であるが。

自動車の場合は、定期的に適切なメンテナンスを行うことで、ある程度の性能を維持できる。ディラーでの定期点検整備で安心されてしまう方も多いが、あくまで「ある程度の維持に過ぎないのである」もっともっと、はるかに上の維持も出来るわけだが一般的な知識では、それを知らないだけである。

その大きな理由は、ディラー整備の基本は「純正品による整備が基本」であり、純正品以外の製品知識はあまり得意分野ではありません。メーカー保証の関係で、ある意味、しかたありません。レースの世界は正反対です。純正品でダメな部分は、迷わず手を入れます。タイヤ、ホイール、ブレーキパッド、ケミカル類を純正品のままでサーキットを走ることは、ほとんどありません。

先に述べた「良いきっかけを作る」行動が必要となります。思っているだけではだめです。図解で示すと、どこかに弊社製品を使用してみる。これが何かを変える「きっかけ」を作り出すことに繋がって行くのです。

つまり「良い連鎖の始まり」となるのです。後は簡単で、ドライブやお買い物を楽しみながら車を運転するだけで、良い連鎖は反応し続け好循環サイクル(例えるならば竜巻のような・・)上昇サイクルに知らず知らずのうちに入って行くのです。すでに弊社製品を長年愛用している方であれば「なるほどな」と、この文章を読んで微笑んでいることでしょう。

人間の健康だって、同じようなことが言えます。暴飲暴食を繰り返したり、寝不足、ストレス、風邪などがきっかけとなり「悪い連鎖」に嵌りこみ最終的に大きな病に侵されたりします。車だって同じことです。

例えとして「エンジンオイルなどのケミカル類は人間の血液と同じような役割を担っている」という話を私も他の人もします。血液の病気は白血病が代表的なもので、その他にもコレステロールが動脈硬化の主要因となったりします。エンジンの場合は最悪はエンジン焼き付きで寿命が尽きます。

このように「悪い循環サイクル」は文字通り「負のスパイラル」に嵌りこむこと「良い循環サイクル」とは「上昇スパイラル」に愛車を持ち込むことに繋がって行くのです。右と左と月日や走行距離が伸びれば伸びるほど、その差はみるみる大きな差となって表れてくることが見えるようです。ここが見えてくれば「あなたはメンテの達人」と呼ばれてもよいでしょう。

HPのご注文時に、簡単なレポートや感想を書きこんできてくださる方が多数おります。弊社愛用者や新規購入検討されている方々の参考になると思いますので、弊社製品の感想やレポートを受け付け、皆様に見れるようにしたいなと検討中です。勿論、個人情報の観点から公に出来ない部分だけ削除させて頂き、送付された内容は、できるだけそのままで貼り付ける予定です。ご期待ください。












2015/09/14

集中豪雨で多くの方が被災しております。アタック愛用者は全国にたくさんおります関係で「大丈夫かな?」とニュースを見る度に心配になります。早めに高台に避難する勇気が生死を分けます。

普段の生活でも、一度自分の住んでいる場所を高い所から眺めてみて、どの経路で、どこに避難すればよいのかを検討することが重要かと思います。

話はガラリと変わって自動車のチューニングに関しても同じようなことが言えます。富士山に登って下界を眺めると普段とは違った景色を見ることで普段とは違った物の見方が出来ることでしょう。飛行機から地上を見れば川の流れや道路の曲がり具合など普段と違った景色を見ることができます。更に宇宙ステーションから地球を眺めれば地球儀のような全体像が初めて見えるでしょう。この例のようにチューニングも、どこから見ているかで大きく見解が分かれます。

昔々、空から地上を眺めることが出来ない頃は、丸い地球など想像できない時代がありました。「丸かったら反対の人達は地球から落ちてしまう」と考えられていました。これと同じことがチューニングにもいえます。
雑誌等は記事にするためにポート研磨ひとつ取り上げても、やれ「表面がピカピカが良い」いや「ゴルフボールのように凸凹していたほうが空気の剥離が良い」などと子細に解説しますが、それがどれだけの効果を生むのかが重要です。

また「スポーツマフラーに交換してみようかな?」と考えた場合、それがチューニング全体(100%)の中で、どれだけの性能向上比率かを考えてみなくてはなりません。実際には単純ではなくメリット&デメリット両面から検討しなくてはなりません。マフラーに関しては性能だけでなく外観をカッコよく見せたり、排気音が気に入ったり、錆びにくく耐久性に優れるなど優れた面があるので単純に性能だけで判断するのは間違いとなります。

私は極限まで改造するレース専用エンジンの開発や耐久試験も経験してきましたし、一般整備工場、ディラーでの整備経験もあります。そんな経験を積み重ねた結論として改造しないで性能向上が図れるケミカルチューニングを追求してきました。その裏には確かな技術的理論があります。

チューニングとは調律を意味します。調律とはバランスとも解釈できます。吸気流量と排気流量とのバランス、乗り心地と操縦性のバランスなど、絶えず最適なバランスを心がけなければなりません。

それらを考慮した上で、おおまかに宇宙から眺めたように、どこの改造が全体性能にどれだけの影響を与えるか、大雑把でも全体図を知る必要性をいつも痛感させられています。

そこで、藤澤の独断と偏見でこれを円グラフで表してみました。



私の執筆した「バルブタイミング」の単行本も発売されていますが、01秒を争うレースでは重要となってきますので重要な要素です。しかし、がストリートチューニングとして捉えた場合は、2〜3%しか見ていません。ポート研磨もレース仕様で考えれば10%ほど増えますが、ストリート仕様のエンジン常用回転数から考慮したら、これも1〜2%程度と小さくなります。タコ足で3%、エアークリーナー交換で2%、スパークプラグで3%、これらの比率もストリートチューニングとレースチューニングでは比率が異なってきます。

今回はレース用ではなくストリートチューニングの話として、これらのメカチューンに比べて弊社のケミカルチューニングを考えるとザックリと40%、宣伝と受け取る人は一度使用してみれば戯言でないことが体験できるでしょう。同じようなケミカルに見えても、その差は大きいので3%の商品もあるでしょう。料理と同じでピンからキリまで、その性能差は思っている以上に大きな差があるのがケミカル類の特徴です。あくまで弊社製品使用前提の話ですので使用されていない方には信じてもらえないでしょう。

ですから「そんなに効果があるとはとても思えない」という声も聞こえてきそうですが、40%は当然ながら最大値を表しています。エンジンに「極」または「轟」エンジンオイル使用、AT&CVTにX1FS推奨量添加、デフオイルに「藍」または「紅」使用、エアコンにX1FS添加など、使用できる所に全て使用した場合の最大値です。この最大値は初回使用ではなく、使用期間が長期になればなるほど少しずつ向上していき辿り着いた頂点が最大値という意味も含むことから大きな値となっています。

MVSも予算や装着方法などによって大きく異なってきますが、製品固有の潜在性能も考慮すると、こちらは50%と捉えることも出来ます。勿論、パワーシート1枚であれば1%しかなくても10枚使用すれば3〜5%ほどの性能向上を得ることも可能でしょう。単純に、1%×10枚装着だから10%とはなりません。装着場所や装着方法が悪ければ1%かもしれません。そこがチューニングの奥深いところです。

おもしろいのは、ある程度使用していて後から1枚追加しただけで、ドンと効く場合があります。これはX1&X1FSのオイル添加剤にも言えることです。たまに高いからとけちって「少量で試す」と言う方が居ます。どんなに優れた高性能添加剤でも、ある一定の添加率を超えないと性能が半減されてしまうのです。これが一番、もったいない使い方になります。添加剤でもMVSでも最低限、この位は使わないとという最低量が存在します。この点は薬と同じです。




実際の走行性能は、摩擦、回転抵抗、燃焼効率、伝達効率などと言われるように、エンジンフリクションロスや冷却損失や排気損失などで損失したり、、オートマ&CVTの滑りで伝達のロスが出たり、デフのフリクションロスで損失したり、タイヤ&ホイールの転がり抵抗で損失したりと、多くの損失個所があるのです。この損失が思っている以上に大きいのです。だからこそケミカルやMVSが効果的に効いてくるのです。

また、私が20年前からケミカルを開発した大きな目的を明かせば「自動車が年々進化すればするほど改造は複雑なシステムに適さなくなる」ということを認識していたからです。アフターパーツでホイールやマフラーが流行れば、メーカーはオプション設定したり、標準装着車を発売したりしてきました。

一番の問題は「自動車が高性能になりコンピューターで統合制御されたために改造は適さなくなった」ということに尽きます。しかしながらエンジンオイル、ホイール&タイヤなどは変更するメリットはまだまだ残されています。コンピューターチューンもターボであればブースト制御関係の改善(ブーストアップ)により大きく変わりますが補償を含めストリートでは耐久性などを考慮しなければなりません。

MVSも「改造しない」という基本コンセプトに沿った開発を行いました。改造を行えばメリットの裏に必ずデメリットが存在するからです。ケミカル類やMVS施工によるデメリットは、ほとんど無いのも大きな利点となってきます。

MVS開発施工を繰り返す中で、チューニングの奥の奥の深みが更に把握することに繋がりました。その結論は「ボディ、メンバー、サスペンション、サスペンションアーム、ドライブシャフト、ホイールなど、自動車を構成するパーツは驚くほど衝撃&駆動力を受けて歪んでいる」という事実を突き止めました。普段はあまり想像しないし、想像しても漠然と「ボディ剛性は重要だ」程度の認識しかありません。一般の人なら「ボディ剛性」と言ってもピンとはきません。自動車を運転していても目視で見ることが出来ないのが一番の理由です。

「ケミカル&MVS」施工により「怖い」「凄過ぎる」という評価も多く頂きます。あまりにも効率が高まると、ご存じのように「エンジン音が静かで速度が低く感じる」「エンジンブレーキが効かなくなり氷の上を滑るような走りになる」結果として「体感速度が20〜30キロ低く感じてしまい速度計を確認してビックリした」となる。これらのコメントを頂くたびに「これ以上の性能は必要ないかな・・・」と考える。

全体の抵抗が減れば減るほどアクセルペダルを離しても車度が落ちないで滑るように走る。結果として燃費向上に大きく貢献してくるのだが、ここで唯一の欠点が顔を出してくる。それが「エンジンブレーキが効かない」という点だ。

弊社製品は絶えず性能向上を図ってきた。性能向上を図れば図るほど開発中のテストで「ブレーキ効き向上対策をしなければいけないな」と痛感させられ「ドラッグ1(D1)=その後マジカルストップ発売]を開発した。更に、「極」「轟」バージョンやX1FS高性能版を開発販売した際に、更なるブレーキ強化の必要性を感じて「ドラッグツー(D2)」を開発発売して対策を施した。この二つのブレーキ強化薬こそエストレモ・ケミカル類の高性能の証なのである。

MVSのホイールやドライブシャフト施工により更に転がり感が向上したため、対策として、MVSキャリパー&マスターシリンダー施工を発見した。最終的に、ボディやバルクヘッド、ブレーキパイプなどの施工により、更なるブレーキ強化が図れる。多くの常連様は、このブレーキ強化3点を施工して対策している。

このようにケミカル&MVSを有効に施工使用することでエンジン、オートマ&CVT&MT、デフ、ホイール、ブレーキでスポイルされていた潜在性能を無理なく引き出し走行性能へと転換できる。

最終的には、定期的なエンジンオイル、ミッションオイル、デフオイルなど油脂類のレベル汚れ点検及び定期交換などにより、その性能を維持できる。悪くなって使用するのではなく最適なメンテナンスを行うことが重要となってくる。悪くなってから「治りますか?」は間違っている。基本はあくまで壊れた物へたった物は無条件で交換、理想は壊れる前の対策として高性能ケミカル類で愛車を守ることに尽きる。






2015/08/31

猛烈に暑かった夏も、ようやく色濃く秋の気配が感じられる朝晩になりました。

9月26号ベストカー誌において3ページに渡り「マニアックオイル考」というタイトルでオイル特集が掲載されました。ご覧になられ方は、どんな感想をもたれましたか?

藤澤取材の記事も約1/2ページ掲載されました。取材時間は1時間ほどで説明したことを文章にすれば2ページ分ほどに相当するでしょうか。いつも感じることは「伝えたいことの半分が文章になれば大正解」ということに尽きます。相手の受け取り方や解釈の仕方、オイルに対する考え方で多少は意味が異なって記載されることが普通です。

政治家の発言や、芸能人の応答なども同じですが、前後の言葉の省略により、まるで違った意味合いに受け取られて記事になることも多いです。だから有名人は下手に記者に答えなくなると思われます。

今回の記事は上手くまとめて書かれた方の部類になりますが、正確に言えば私の真意の30%だけ掲載された感じです。活字になるとどうしても信用してしまいがちですが、雑誌にしても新聞にしても100%正解とはなかなかいきません。

その目線で「水野和敏目線のオイル考」の記事を読んでみると「ああ、弊社のエストレモエンジンオイルを知らないな」というのが感想です。弊社愛用者の皆様方もエストレモオイルを実際に使用してみるまでは「べらぼうに高価なオイルだけど本当に走りが変わるのかな?」「体感で違いが解るほど変わるのかな?」「他社と同じくらいしか持たないんじゃないかな」などと疑っていた人がほとんどではないでしょうか。

記事を少しだけ抜粋させて頂くと
「現在の科学合成オイルの場合、粘度と潤滑性能は必ずしもイコールではありません」という文章があるが、半分正解で半分は不正解です。この記事も水野氏が言った内容と微妙に異なっている可能性があります。

正解と言える部分は「粘度と潤滑性能は必ずしもイコールではありません」は正解ですが・・・。
不正解な部分は「現在の科学合成オイルの場合・・・」の部分です。
現在だけでなく昔からメーカーにより性能差はありましたし、何も化学合成油だけでなく鉱物油、半化学合成油、化学合成油、全てに性能差があります。それも単純に潤滑性能の差だけでなく、洗浄性能、燃焼効率性能、冷却性能、オイル寿命など多岐に渡って性能差があるのです。こ点は、皆様方もエストレモオイルに行き着くまでに様々なオイル銘柄を試して理解されていることでしょう。本人が思っていることと記事が文章になった際に、微妙な場合ほど大きく変わってしまうことを痛感させられています。

次に「0W-40や0W-30といったサラサラのオイルでも・・・」
これも不正解な表現なので書き手が間違って書いた可能性が高いですね。0W-20でサラサラなら解りますが、0W-40や0W-30でサラサラ表現は間違っていますね。水野氏が言いたかったことは寒冷時の0Wを指して「低温時に柔らかいという意味で言ったと思われます」が書き手のレベルでこのように意味が変わってしまいます。

次に「オイル本体の分子の基礎構造の強さにより決定されるので、メーカーの開発や製造技術の差により決定される要素のほうが大きくなってきます。・・・」
ここまでは正解です。弊社のオイルの超高性能の秘密は、まさに分子基礎構造を格段に高めている製造技術の差によって生み出されています。他社と同じ技術であればエストレモオイルの超高性能化は達成できません。X1&X1FS添加だけでは無理なのです。元々のオイル分子基礎構造を改善できなければ超高性能オイルは誕生しません。

但し、次に続く文章が大不正解と言えます。
「こうした化学合成オイルの基礎分子構造等の開発は技術的にも資金的にも難しく、世界の石油メーカーでも限られた一部のメーカーにしかできない化学技術の世界です。」と続いています。

エストレモオイルの存在と使用実績が無ければ、常識的には正解と誰もが思ってしまいます。私も数々の雑誌記事や単行本を執筆してきていますが「書いた時点では知らなかった。解らなかった」と後で後悔して「もっともっと勉強しなければ」という思いを新たにします。

どんな世界にも常識破りの人や製品は存在致します。「一部のメーカーにしかできない化学技術の世界」という部分は正解ですが・・・。以前に書いたように私の職業は自動車製造工、整備士、レーシングメカニックを長年経験し、その積み重ねた技術をオイル開発に盛り込むという、他社と異なった発想でオイル開発に取り組みました。世界的に見ても珍しいブレーキ強化薬「ドラッグワン&マジカルストップ」開発から始まり、ブレーキフルード添加剤「ドラッグツー」など独創的な製品を開発販売してきた。最近ではMVS開発発売と「不思議だが効果有りだね」という常識破りの製品ばかりをリリースしている。

記事は
厳しいテストをクリアしたのは、米国のモービルとフランスのモチュールでした。もちろんサーキットから寒冷地の街中走行まですべて満足するものです。ちなみにモチュール社はフランス政府がエアバスや軍用機などの航空機オイル開発のため作ったメーカーです。
と書かれている。

レースの世界では「フランス政府」「軍用機」「航空機」などの言葉に一切反応しません。一般の方は「凄いな」と思って製品の性能にイメージを無意識の中に重ね合わせますが、勝負の世界では一流企業名、学歴、今回の例のような軍用機、航空機などは何の意味も持たない。「それを使ったら速くなる、壊れなくなる」この2点です。また「・・・満足するものです」と書かれていますが、実際に自分でお金を支払い、実際に使用し、最終的に何km走行し、どのくらいの期間、その性能を維持したか、その点は疑問です。当然ながら、エストレモオイルの比較テストは行われていません。

以前にも書いたように航空機は自動車より、はるかに高い安全マージンを取る設計になっています。セスナ機の常用回転数は1000〜1500回転、MAXで2500回転程です。オイルを抜き取って飛べるのを「凄い」と思わせますが鳥やグライダーでもエンジン無しで滑空出来ます。だから他の分野の話は、本当はあまり意味を持ちません。そこが最大のポイントです。

何を言いたいのかと言えば「自動車のエンジンに実際に使用してみて得られた結果が全てだ」と言いたいのです。「そして最後に、どれだけ初期の性能を維持出来たか」という大事がポイントが見過ごされてしまいます。

ほとんどのアタックファンは「過去に各種オイルを試した結果、最後にエストレモに辿り着いた」方が圧倒的多数です。一度も使用していない方は今回の雑誌記事をそのまま鵜呑みにすると思います。アタックファンは記事を読んで私と同様に「少し違うな・・・」と感じた方も多いと思われます。だからオイルの奥は深いし、おもしろい。

「常識を打ち破ること」が私の生涯のテーマーでもあります。資金が無けれな頭を使えばいいのです。考えることにお金は掛りません。そして常識に疑問を抱くことから始まります。

「ブレーキローターはなぜ錆びるんだろう」誰も不思議に思いません。でも、乗らないでいると真っ赤に錆びて困る。「何とかならないか?」そこから新たな発想が始まります。

ドラッグワンに防錆機能をプラスさせたいとアイデアを練っています。優れた製品はすぐに産まれる訳ではありませんが、ずっとずっと思い続けていると、ある朝、天からアイデアが降ってくるのです。来月からテストを開始致します。1回のテストでも1か月間の放置テストをしなければならないため長期間の開発期間を必要とします。また製品として販売できるかどうか解りません。中途半端(ほどほど)な製品であれば皆様の期待を裏切ることになりますので絶対に販売出来ません。「これいいね」が弊社の基本スタンスです。

最後にプライベートな話になりますが、収集したLPレコード約500枚のデジタル化に取り組んでいます。大変な作業ですが約1ヶ月間で31枚、278曲のデジタル化が終了しました。24ビット(準ハイレゾ)で音質もCD並以上になりました。いずれ詳しくご紹介する予定です。

デジタル化していて気がついたことは「デシベル計による騒音測定(何デシベル)よりも、波形による測定の方がエンジン騒音や走行音の変化を第三者に伝えやすい」ということに思いあたりました。LPレコードのプレーヤー音源をマイクに替えるだけでエンジンオイル交換によるメカノイズ減少などが図式比較実験ができることになると閃いた。問題は100V電源を必要とするため手持ちのインバーターの性能で足りるかどうかという点と、どんなマイクを使用すれば良いかだけだろう。でも、私の周りにはエストレモ製品を使用している車ばかりだからテスト車が見当たらない(笑)




2015/08/15

いよいよお盆ですね。昔はお正月、お盆、祭りなどは娯楽が少なかった時代には大きな楽しみでもありました。弊社は少しだけずらして16日から19日までのお盆休みとなります。

オイル交換やMVS施工など、お盆前は毎年混雑いたします。車好きとしては、新しいオイルで快適なお盆休みの休暇を満喫したいと考えるのが車好きの気持ちです。また、遠距離を愛車で帰省する方もオイル交換やMVS施工により、より快適で楽しいドライブを味わいたいと願います。

私は珍しく新幹線を利用して姫路城や大阪に旅行する予定です。大阪は一度も行ったことが無いので道頓堀など食道楽を楽しんでくる予定です。創業してから意外と大阪方面のアタック愛用者は少ないですね。東京、神奈川、名古屋から京都、福岡と飛んでしまう感じがします。

「いつまでもあると思うな親と金」という諺がありますが製品にも同じことが言えますね。ここに来てX1グリス、RX2のツーストローク添加剤、HDX1鉱物油オイルなどが無くなりました。無くなった後に、「X1グリスが欲しい}などと問い合わせが入りますが無くなると二度と手に入れることが難しくなります。同じような性能の製品を探すのも至難の技となってきます。

ドラッグワンという、一つの製品を製造する場合でも一見簡単なように見えますが製品を完成させるための構成品を列記すると・・
○中味の材料2種類
○容器
○容器貼り付けラベル
○塗布用の筆
○筆を固定するためのビニール
○ブリスターパック
○ブリスターパック用製品台紙
上記8品目が必要となり、1点でも欠けたら製品が製造できません。

開発も大変ですが、同じ性能を維持して製品を作り続けることは、もっと大変なことなのです。皆様に愛用されているX1&X1FSも25年以上、よくも続いてきたと感慨深いです。弊社の場合は性能維持よりも、もう一歩前向きに、少しでも性能向上を図れないか常に考えて製造に取り組んでおります。

ドラッグワンの筆も、金属製キャップ付で、理想的な筆を探し出して喜んでいたのですが、製造が中止となり代替え品を探し回りましたが、今の所、同じような品物が手に入らなくなりました。この例のように、同じ製品を長期間に渡って造り続けることは至難の技と言えます。

D1の金属キャップ付の筆は、化粧用筆を代用しておりました。化粧用となると非常に高価な製品も多く、幾ら良くてもコスト的に採用できません。どこのメーカーも同じことですがコストの壁が絶えず立ちはだかることになります。

ドラッグワンの姉妹品であるマジカルストップ&マジカルストップ・エクストラに採用してきました筆ペンタイプの本体も残念ながら製造が中止となってしまいました。特殊な形状と構造を有するために同じような製品が入手できなければ製造中止に追い込まれます。

マジカルストップ&マジカルストップ・エクストラ、お陰様で、発売以来、売れ続けてきました。2万本販売のヒット作となりました。ドラッグワンも愛用者が多く、こちらも数万本は売れていると思われます。

数年に一度ほど起きるビックリする問い合わせです。「一度に全部使ってしまったが・・・」「エッ!」と、返す言葉に窮します。筆本体は透明で中身が見える状態です。おまけにピンク色に着色していますので押し出せば残りの量も確認できる構造となっています。それに押し出すためにはクルクルと後端を回す訳ですが、ラチエット形式ですから「カチカチ」という感触があります。「世の中には色々な人が居る」と言うことを改めて実感する瞬間です。

これまで使用してきましたラチエット形式の回転式タイプから、順次、ノック式タイプに変更となります。

初回のみ、液剤が筆先から出てくるまで約20ノッチです。気温が低いほど液剤が筆先から出てくるまでに少しのタイムラグが生れますから、20ノッチ押したら、あわてずに筆先から液剤が出てくるのを待ちましょう。一度出てくれば、2回目からは一輪に対し、3〜6ノッチで良いでしょう。

ノック式となり回転式より使い易くなったと共に、中身の内容量も25%の増量となります。旧タイプが無くなり次第、順次、ノック式タイプでの発送となります。

MVSによるボディ施工を行えば行うほどに、ボディのどこに力が掛り歪んでいることが見えてきます。その弱い所をMVS施工により補強することで、それまで隠れていた次の弱い所が「モグラ叩きのモグラ」のように顔を出してくるのです。

「この顔を出すモグラ」は施工したらすぐに顔を出すのではなく、走行する内に大きな力が掛かることで次第に表れてくる。だから「MVSを施工すると、施工した時より日にちが立つほど変化してくる?」と、不思議そうに尋ねてくる。この変化は1週間から1か月間に渡って変わってくる。

自動車の奥の奥が解ってくれば気温によってもボディ剛性が変わってくることを理解してくる。その理由は「鉄」は温めれば柔らかくなり低温になればなるほど固くなる性質を持つからだ。鉄に限らずゴムでもアルミでも、多くの素材が温度が高ければ柔らかくなり気温が下がれば固くなるので、夏場の方が剛性は低下する理屈である。

最近は少なくなったが、夏場になると鉄道のレールが高温によって伸びた結果、グニャリと曲がってしまったというニュースが流れた。レールは長いので伸びた時に「伸びを吸収する工夫」が盛り込まれ曲がりを防いでいる。そんな鉄の塊であるレールさえもクレーン車で吊り上げればグニャと湾曲して曲がる。自動車のボディなど、厚み1ミリ以下の薄い鉄板で出来ている。一見、頑丈に見えても、私から見ればグニャグニャに見えてくる。

「30年に一度の○○○」というニュースが流れるように異常気象が続く。熱中症で救急車のお世話になったり亡くなる方も年々増えている。人と同じように自動車も熱中症に注意する時代だ。ただ、逆行するように低粘度オイルが主流となっている。暑くなればなるほどオイルの油膜だって薄くなる。低粘度オイルの特徴である「最初から薄い油膜が、この暑さでさらに薄く」なってくる。「暑いときには固くする」が鉄則でしょう。エンジノオイル粘度を5W−30、5W-40に硬くすることで暑さや耐久性に対して余裕が生まれてくる。

私がなぜ「高性能エンジンオイル」を開発販売しているのか、その真の理由とは・・・
「チューニングとは燃焼効率、伝達効率を追求すること」だから、その目的を簡単に達成するため。
ほとんどの人が「オイルは潤滑して金属を保護する物」と認識しているが・・・実際は違う。
「オイルは冷却、潤滑だけでなく・・・燃焼に深く関わっている」ということをもっと知って欲しい。だから、エンジノオイルの劣化に伴い振動が出てきたりエンジンがバラついたりする。これは「燃焼が崩れた状態=完全燃焼とはほど遠い燃焼」なのである。

その証拠に、エンジンオイルを新品に交換するとバラつきは嘘のように改善される。これは「燃焼が良くなった」ことを意味している。この例がしめすように燃焼に深く関わってくる。で、あれば「エンジンオイルの性能をどんどん追求して高性能化を測れば、より完全燃焼に近づけることが出来る」と言うことだ。これが私の長年の研究成果である。全てのチューニングにおいて「燃焼効率を高めること」を目標としている。

「そんなばかなチューニングオイルなどあるわけがない」そんな人は、是非一度エストレモを、試してから言ってほしい。世の中には常識を覆す物も、ごく少数ながら存在することを知ってほしい。燃焼効率アップによって、アイドリングの安定、振動の減少、レスポンス向上、滑らかさ実感、ず太くなった排気音などが実感できることでしょう。燃費も自然と向上してくる。

燃費は良ければ良い程嬉しいが、加速を楽しむほど低下する。法定速度までじわじわと長い時間踏んでいるよりも、安全であればスッと法定速度に達したらアクセルを離す。つまり加速で踏んでいる時間を出来るだけ短くする。後は、転がりが良いか悪いかで分かれてくる。

MVSホイール施工、ドライブシャフトMVSパワーラップ施工、デフオイル藍使用、ミッションオイル弊社オイル使用、エンジンオイル弊社オイル使用などにより、各部の転がり抵抗の減少により滑るように車は前に進み、アクセルペダルに触っているだけで速度維持が可能となってくる。このことが燃費の向上に大きく貢献してくる。

お盆休みが終わっても、残暑が厳しく続くことが予想されます。燃費燃費と騒ぐより、高粘度オイルを使用して少しだけ愛車をいたわってあげてはいかがでしょうか。

ベストカーサービスのオイルの取材が入りました。8月26日号です。多分、小さなスペースでしょうが藤澤の小さな顔写真が入る予定です。興味のある方は見てください。
















2015/07/31

毎日暑い日が続き熱中症で体調を崩したり救急車のお世話になる方が急増しています。皆様にはいかがおすごしでしょうか。

明日から8月となります。アタックの夏休みは8月16日(日)から19日(水)の4日間となります。18日(第三火曜日)と19日(水曜日)の定休日に連動させました。ご理解とご協力を宜しくお願いいたします。すでに13日の作業予約は沢山入っております。

異常な暑さは人間だけでなく自動車にとっても過酷さを増してゆきます。「オーバーヒート気味なので冷却水に添加するLXを添加したら水温は低下するのか?」といった質問が多くなります。

水温は「発生する熱量と冷却する容量」でほぼ決まってしまいます。オーバーヒート気味の場合は発生する熱量に対し、冷却容量が不足すした結果、表れてくる現象です。この冷却容量は、ラジエター放熱キャバシティ(冷却容量)でほぼ決まってしまいます。

だから高効率冷却水などを使用したとしても大きな改善には至りません。残念ながらLXを添加しても根本的な冷却容量不足には対処できません。根本的対策は放熱容量の大きなラジエター交換がベストとなり他に選択肢は、ほとんどありません。低い温度で開閉するサーモスタットも冬場のオーバークールに繋がります。

LXを使用する意味がないかと言えば少し違ってきます。LX添加のメリットとは・・・
LLCを「熱しやすく冷めやすくなる」という特性に変える訳ですから・・・本当の意味では夏場の水温対策よりも冬季の暖気運転短縮にメリットが出てきます。

暖気が早ければ燃費に有利となりヒーターの効きも早くなるので助かります。では夏場では、まったく効果が無いかと言えばそうでもありません。夏場は渋滞なので高温になっても、車が動き出せば短時間で下がる傾向を示します。渋滞ばかり続いた際は、その間だけメリットはありませんが、そんな状況はそれほど多くはないでしょう。

また、エンジンの冷却は、冷却水だけで冷やしているのではなく、エンジンオイルも冷却に深く関わっています。なぜエンジンが高温になるのかといえば、燃焼温度と摩擦熱の両方の影響をもろに受けるからです。だからエンジンオイルは潤滑だけでなく冷却にも深く関わってくるのです。

少し解ってきたように水温と油温とは密接に連動していて、摩擦(フリクション)が増加すれば自然と摩擦熱が増大し油温が上昇し、水温も上昇するという図式です。アクセルを踏み込み負荷を掛れば掛けるほど、燃焼温度も高くなり摩擦熱も多く発生するため油温がどんどん上昇することに繋がります。

私が高性能添加剤や高性能エンジンオイルを開発販売する目的も実はここにヒントがあります。摩擦はできるだけ少なければ少ないほどエンジンで発生した力を走りの力へと有効活用できますし、油温低下にも反映されます。勿論、水温低下にも貢献出来ます。エンジンを始動して水温が短時間で上昇し、適温で維持できることは非常に重要なファクターなので、LXもエンジンオイルも、広く活躍してくれることになります。。

話題をMVS新発見の話に飛びましょう。残念ながら自動車ではありません。

自動車以外にも、人間の健康、ゴルフクラブ、オーディオなど、驚ろかされる新発見をしてきましたが、MVS常連さんと社員で、おもしろい新発見をしましたので、ご紹介しましょう。

それは弊社でオイル交換等を行うためのカーリフトです。車両重量の重い車をリフトアップする時は良いのですが、10センチだけ下げる時など、リフトが下がって停止した際に「ググァーン」と大きな音と共に、車両とリフトが大きく上下に揺れます。

また、エンジンオイル交換作業が多いので、ボンネットを開けたままリフトアップすることが多く、開けたまま下げてくる場合、ボンネットが小刻みに大きく上下に揺れてしまいます。

自動車本体の揺れはリフト中央付近を支点としてフロントバンパー&リアバンパーが大きく動きます。リフトの自動車を支えるU字型アームの板厚は5ミリもあるのですが、強い力が掛れば大きく歪むことは誰の眼にも目視で容易に確認できる現象です。

自動車の鋼板の厚みは使用場所によって様々ですが思っている以上に薄い板厚が採用されています。強度を考量して板厚を増やせば車両重量の増大を招き、加速性能や燃費性能が著しく影響を受けるためです。

MVS常連様は頻繁に来社されリフトアップして車両底面の弱い部分に補強的な施工をパワーシートで実施してテスト走行を繰り返していました。ある時、テスト用として置いてあるパワーブロックをおもしろ半分にリフトにポンと付けました。ご存じのように「マグネットでポンと付く」手軽さなので遊び心で装着できる大きなメリットがあります。

すると「何ということでしょう!」
装着前と違い下げて停止した際の「ググァーン」と大きく何度も揺れていたのが「グン」と小さく揺れて揺れの収まりが明らかに解るほど変わった。つまり「収束が早い」ボンネットの小刻みな揺れも、明らかに小さくなった。

おもしろいので力の掛る所を狙ってパワーブロック小、中、大を、適当に追加していった。やはり数多く装着するほど収束が良くなる。最終的に気が付いて数を数えてみたら合計で20個前後付いていた。自動車と同じように・・・
○装着する場所×装着する数(パワーブロックの場合はサイズも関係する)=改善結果
という方程式は変わらない。

自動車の場合も同じような現象が出ていることは容易に推定できるのですが走行中に確認することは難しい。人間の性として、目視で把握できないと疑心暗鬼に襲われます。それがカーリフトの場合は、丁度、目の高さで眼前で確認できるので「オオー!」と驚くことになります。自動車と同様に「どこに何個付けるか」で変わってくるので色々と試しています。

仮名称の私の自叙伝「ピットイン・ピットアウト」は現在、ある出版社に売込み中ですが、数か月経過しても何の音沙汰もありません。出版業界も大変ですが芥川賞の「火花」が120万部も爆売れ中のように自動車関係よりも芸能界が受けるようです。これだけ自動車が走っているのに自動車もモータースポーツの話も大衆受けしないことに寂しさを感じているのは私だけでしょうか。

一応、約200ページほどを書き終わり、誤字脱字の修正、文章の修正などを進めております。ノンフィクションなので根本的な間違いがあっては大変です。しかしながら関係者の多くが逝去されたり高齢化になっており、なかなか記憶も曖昧となり難しさも増しております。タイムリミット、ギリギリOKという状況でした。

日産関係者のゴルフ大会に参加している関係で、参加されてお会いできる方には原稿をお渡しして間違いがないかの確認作業を進めております。登場するレーサーは有名レーサーばかり10名以上登場いたします。

「いつ頃出版されるのか」というお問い合わせを何人かから頂いておりますが、まだ目途は立っておりません。修正加筆をしながら根気強く出版に結びつけたく努力を重ねて行きますので気長にお待ちください。出版が決まりましたら「藤沢の部屋」で必ず報告致します。













2015/07/15

初めて実施したアタックレーシング愛用者感謝祭、お陰様で無事終了致しました。
グレードアップキャンペーンに沢山のご注文を頂きまして誠にありがとうございました。深く感謝申し上げます。
※予告通り7月14日をもちまして終了させて頂きました。

大好評でしたので秋風が吹き始める頃には、Zero限定に引き続きSports限定でのキャンペーンを開催予定です。ご期待ください!

弊社のエンジンオイルは長期間に渡り高度な潤滑性能を維持する点と、非常に高価格であるという特徴を有するため、できるだけ長期間使用することに繋がり幾つか気にすべき点が出てきます。

1:オイルレベルの低下
自動車のメカニズムに詳しい方であれば「オイル消費」は当たり前の現象ですが、まったく知識の無い方はオイル消費もオイル交換の必要性さえ知りません。日本の自動車は優秀な点は加工精度が高いために一般的な使用ではオイル消費は、それほど関心を払わなくても問題もなく済んでしまうケースがほとんどです。また、メンテナンスフリー化が進めば進むほど走行前点検などしなくなってきています。

オイル使用期間が長期間になると急激にオイル消費が増えてくるケースが多くなります。理想的には中間レベルまでオイルが消費したら、できるだけ速やかにオイル補充を実施すべきです。車種によってはLレベルまで入れるとブローバイガスの影響でスロットルセンサーに異常をきたすためHレベルよりも5ミリほど下側にするように注意すべき車種も多くなってきています。

安いオイルをこまめに交換する方法であれば2000〜5000kmで交換してしまうためオイル消費があっても問題となりません。汚れも問題ありません。普通の市販オイルの2倍3倍の本当の意味の長期間になるので、そこだけ気を使う必要性が出てきます。どんなに優秀な潤滑性能を誇っていたとしても既定レベルまで入っていなければ問題が出て当たり前の話です。

2:オイルの汚れ具合のチェック
エンジンオイルは排気ガスや燃料希釈、空気中の湿度、ブローバイガスなど、多くの要因により汚れてゆきます。簡単なチェック方法としては、レベルゲージに付着したオイルやフィラ-キャップを外して匂いを嗅いでみてガソリン臭い匂いがどれだけするかで燃料希釈を判断します。汚れはテッシュペーパー等にオイルを一滴垂らしてみてコーヒー色の焦げ茶を上限と捉えれば大きな間違とはなりません。

3:最終的な高度なチェック方法
今まで何度も書いてきたように交換直後の状態が持続しているかどうかで判断します。交換前のエンジンの調子と、エンジンオイル交換後のエンジンの状態を出来るだけ正確に記憶することが重要となってきます。エンジンオイルを交換した直後は・・・

○アイドリングは安定し静か。
○加速は快適でスムーズ。エンジンは綺麗に吹き上がる。
○良好な燃費
これが普通だと思います。アイドリングが安定するのはエンジンオイルの劣化が燃焼に悪影響を及ぼし失火するためです。人間の不整脈と同じように、信号待ちなどで一瞬、爆発しない時が出てきます。これがオイル劣化の前触れと言えるのです。

どんなに高性能なオイルでも、あまりも減っていては性能は発揮出来ません。同じように汚れ過ぎても高性能は発揮できません。減ったら補充、汚れたら交換を心がけてください。

ここからガラリと違う話をしましょう。

X1&X1FSの開発、エンジンオイル開発、ギヤオイル開発、HMTX開発、ドラッグワン&マジカルストップ開発、G9FS&V7FS開発、D2開発、LX開発、ボディコート開発、X1スプレー開発、MVS開発と、今まで沢山の商品開発を行ってきた。

私の中では苦労よりも一番充実して楽しい時間でもある。「産みの苦しみ」は開発に付き物だから大変とは思わない。でも、今言えることはどんなに素晴らしい高性能製品を開発しても「開発よりも、遥かに売る方が難しい」ということに尽きる。元々、私は技術屋なので開発は天職に近い。人に負けない独特のアイデアや閃きで開発してゆく。その開発のバックボーンは長年に渡る実戦経験が生かされている。

今、言えることは・・・
「新しい製品の開発を通じて、今まで解らなかったり気がついていなかった自動車の奥の奥が見えてくる」ということ。それが次の新製品開発に貢献してくる。この藤澤の部屋や、オートメカニック臨時増刊シリーズの「エンジンを元気にする100の方法」などで公開してきたように、私が初めて記事にした項目も数多い。その時点では「嘘だろう!」と感じた人も、やがて真実だったと気が付く日がきっとくる。

「他の車好きにアタックレーシング製品の話をしたが解ってもらえなかった」とお客様が言ってきた。自動車のメカニズムや知識において、ある一定以上の高度な話が理解できないとアタック製品は理解が難しい。一般的な製品よりもマニアックなことは間違いない。だから惚れ込んでくださる方や感動感激してくださる方も多い。

G9FS&V7FS開発では「添加したらギヤの入りが良くなった」と評価され「何でだろう?」と一瞬思ったが「そうかエンジンの燃焼が良くなり振動が消えたために(アイドリング安定)同調作用であるシンクロ作用がスムーズに行われた結果、ギヤの入りが良くなったと理解できた。

この例が示すように「ギヤの入りが悪い」という根本原因は単純に「シンクロがいかれた」「ギヤオイルが劣化した」という単純な理由以外にも多くの原因が考えられるのである。

例えば1速やリバースの入りが冷間時に悪ければ・・・
1:オイル粘度が固過ぎる。
2:アイドリング回転数が高過ぎる。
3:エンジンオイルやスパークプラグなどの劣化によりエンジン回転がふらついている。
4:クラッチの切れが悪い。クラッチ板またはクラッチカバー不良。
5:オペレティングシリンダーなどの不良。
などが考えられる。

夏場でサーキットや山道を飛ばしている際に5速などの入りが悪い場合は・・・
1:オイルの油膜が切れた状況なので、もっと高性能なオイルに交換するか粘度の高いオイルに交換する。
2:エンジンマウンティングやミッションマウンティングの劣化や亀裂が考えられる。

上記のように状況によって原因も対処方法も全然異なる。それほど単純なものではないのだけれど・・・「X1を添加したら治りますか?」と質問が寄せられる。添加剤を販売すると困った際の駆け込み寺同様に、あらゆる相談が寄せられる。たまに「藤沢教」とか見かけると思わず笑ってしまう。私はあくまで技術屋として高度な製品開発に取り組んでいるだけだから・・・。逆に、それだけ車好きを惹きつける魅力を感じてくださると嬉しくもある。

自動車一途に追求してきた結果、誰も気が付かない奥の奥が見えてきたに過ぎない。平凡な性能では奥は見えてこない。エッと驚くMVSや轟バージョンなどを開発すると、今まで見えていなかった世界がパッと眼前に広がり見えてくる。だからこそ開発は楽しい。

普段は疑問に感じていたり見過ごしていることは数多い。ワイパーに変わる物も特許出願ではたくさん出ているが現状を打破するまでには至っていない。私はずっとずっと「錆びないブレーキローター」を考えているがなかなか実現しない。必要は発明の母であるが簡単な物ほど解決が難しい。

ただ言えることは「考えていないと絶対に新しいアイデアの製品は産まれない」ということは間違いのない事実。考えていると天から降りてくる瞬間がある(朝方に夢の中でアイデアが生れたりする)一番自由な思考ができる時間帯である。



2015/07/01

詳細はHPトップページのWhat’s New {期間限定}グレードアップキャンペーン!のお知らせをご覧ください。
但し、条件は弊社HPから製品をご注文された事のあるID番号をお持ちの愛用者限定
※製品もsuperZEROシリーズのみ限定となります。

初めてのサマーキャンペーンお陰様で沢山のご注文を頂きました。この場をお借りしまして深くお礼申し上げます。

前々から長年のアタックファンの方々に何か感謝の気持ちを形に変えて伝えたいと考えていました。多くの企業がポイント制度などを導入しております。ポイント管理は非常に難しい側面があり何か良い方法が無いかと悩んでおりました。

どうせ実施するのなら「ドカーン」と大幅でインパクトのある方法はないかと模索した中で「ワングレードアップ・サマーキャンペーン」を実施することに踏み切りました。お陰様で、賛同された愛用者から多くの注文を頂きました。予想通り、「FS]バージョンの申し込みで「匠」バージョンをゲットする方が多数です。

FSでも充分に高性能で満足のゆく走りを満喫しておられることとお察しいたしますが、1クラス上級バージョンの走りがどんなものか、絶えず気になっておられる方が、ほとんどだと思われます。そんな方々にこそ、今回のサマーキャンペーンは、どんピシャリ!願ったりかなったりの企画ではないでしょうか。

月日の流れは歳を重ねるほど速さを増してゆきます。アッという間に半月が過ぎました。7月中旬にキャンペーン終了予定ですので、早めの注文をお願いいたします。匠バージョンは廃止したため、注文生産となっていますので一手間余計に掛っております。

今回のキャンペーンはsuperZEROシリーズのみで実施しました。「おいおい俺はSPORTSを愛用しているんだけど何かしてくれないの?」という声が聞こえてきます。
そんな要望に応えて「S=スポーツ」シリーズ愛用者限定のキャンペーンも実施予定です。どんな形にするか検討中ですので楽しみにお待ちください。色々とアイデアを練っております。



前にも書いたように、エストレモX1&X1FS、及びエンジンオイル&ギヤオイル、MVS使用によって「走れば走るほど、走行距離が伸びれば伸びるほど、自動車の調子が向上してゆき走りや燃費、気持ち良さが増大してゆく」という一般常識と、懸け離れた状況が生れてくる。

一般常識とは「走行距離に比例して各部の劣化は進み、へたってゆき燃費や走りは悪化する」というものだ。そこで少しでも劣化を防いで現在の性能を維持しようとオイル添加剤や高性能オイルを検討したりする。

そんな思考錯誤を繰り返し、やがて弊社製品と出会う。「以前から名前だけは知っていたが実際に使用するまで信用していなかった」とか「最初は感動したが、今では、これが当たり前になってしまった」とか、感想はひとそれぞれ異なるが、「アタック製品は距離が伸びれば伸びるほど調子が良くなってくる?と驚くこととなる。

自動車を頻繁に買い替えていると、この進化の過程は解らない。気に入った車を長期間愛用されている方が気がついて報告してくれる。古いカローラスプリンターを愛用している方が「一般道で18km台の燃費をマークして驚いた。過去最高燃費をマークした」などど言ってくる。「今の省燃費車と変わらないね」と私も嬉しくなる。

私の通勤足車のフィットHV−Sタイプ、早くも2年半が過ぎて走行距離も15500kmになった。毎週1回、沼津までゴルフレッスンを受けに往復100kmを走るため走行距離が伸びた。この時、メーター表示の燃費計は23.5km/リットルから24.6km/リットルを表示する。通勤は片道2kmの往復を繰り返すため極端に燃費は低下する。両方を平均化すると1週間で約21.3km/リッター付近の燃費を表示する。満タン法では約20km/リットル。

新車購入から15500km走行時点の生涯燃費は徐々の上昇してゆき、現在は19.6km/リットルと優秀な値を示している。実はスタッドレスタイヤの方が少し燃費は良くなった。原因は軽いアルミホイール。やっぱり純正アルミホイールは手で持って重く感じたが発進時にその重さを強く感じ、燃費的にも、ほんの少し悪化した。MVSホイール用を施工したために、燃費悪化の悪影響は最小限にとどまった。Sタイプなのでタイヤも太いが満タン700km走行で燃料補給している。15000km走行して、やっとアタリが良くなってきた感じがしている。

G9FS燃料添加剤も売れ筋商品です。改良に改良を重ねて高性能にすればするほど添加率が薄くなります。普通は効果が低く体感できないと「添加量が少ないのかな?」と追加してしまいます。エストレモ商品は反対です。サソリやハブの毒ではないけれど猛毒程、微量で強い作用を行うのと同じ理屈です。開発初期は、そこが解りませんでした。「何で良くしたのに効果が出ない?」と悩みました。薄くすれば効くと解るまで悩みました。これが常識が邪魔をするという体験でした。

超高性能と謳うのは簡単ですが・・・現在は5000分の1(50リッターに対して10cc)前後を基本としています。愛用者の中には8000分の1から10000分の1(50リットルに対して5cc)が良かったなどと報告が来ます。実は、この微量の添加率こそが超高性能を暗示しているのです。入れ過ぎたらどうなるか、排気管内の煤が多くなりアクセルが重く感じます。この場合は添加率が多過ぎると判断して間違いありません。適切な添加率であればアクセルは軽く燃費は向上し、煤も減少します。何より費用対効果に優れ燃焼室内も綺麗になり、オイルの汚れ劣化も減少する、良いサイクルに入ってゆくのです。

この良いサイクルに入ることは非常に重要なポイントです。人間で言えば風邪をひけば喉が痛くなったり鼻水が出たり関節が痛くなったり下痢をしたりと悪循環に陥りますが車だって同じこと。悪いサイクルに陥って故障に繋がるか、良いサイクルに入って上昇気流に乗ることで、燃費、走りの向上や快感を感じるか、そこには大きな違いが生れまてきます。

X1&X1FSから始まって、エンジンオイル&ギヤオイル、G9FS&V7FS、更にはLXやMVS併用で別次元の世界を堪能してください。最後の詰めの仕上げとしてフリクション軽減による滑るような走りの恩恵と裏腹の関係にあるブレーキ強化を、D1&マジカルストップ、D2添加、MVS施工などでブレーキ対策を図りましょう。

グッドラック!








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